軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

ミノタウロスダンジョン深部3

「遭遇する敵の数もかなり増えて来たな」

「そろそろ終わりが見えてくるのかしら」

ユリアンネ達の魔法を使用する機会が増えて来たところで、この洞窟で初めての扉を見つける。

「これは最奥ということかもね」

「我々の集落でここまでたどり着いた話はありませんので分からないのですが、おそらくそうですよね」

「じゃあ、サンダーは初めての人になれるかもね」

軽口で緊張をほぐしながら、武器などの再確認をした上でお互いにタイミングを合わせる。

「よし、行くぞ」

自分達の身体よりかなり大きな扉をシミリートとジーモントが2人がかりで開けて中に入ると、今までよりかなり大きな広間になっている。

「あの真ん中の奴、他のより頭が二つ分くらい大きいな」

「ボスってことね。とりあえずミノタウロスリーダーとでも呼びましょうか」

「よし、リーダー以外の10体程を先に倒して行くぞ」

ここでも、皆の練習ということでユリアンネとドロテアはあまり強力な魔法は発動しないように気をつけながら、自分達も土の精霊魔法の練習として≪石球≫等は行う。

「相手の方が多いから、まわり込みに気をつけるぞ」

今までも広間では、2人が4列という隊列ではなく、ある程度は横に広がって応戦することは行なっていたが、ここでは敵の数が多い。

「やってみる」

ユリアンネが自身の土魔術ではなく、精霊魔法での≪土壁≫、そして≪石壁≫を精霊に頼んで発動させてみると≪土壁≫だけは成功する。

「うーん、まだ練習が足らなかったのかしら」

それでも敵の勢いを一時的に止めることができ、ゾフィ達の投擲を使い切らせることはできた。