軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

閑話 ???

かの英雄が異世界から帰還してきてからというもの、世界に一つ変化が訪れた。

それは自然現象以外で変化がなかった魔力が循環し始めたことだ。

この世界から魔法・魔術が途絶えて久しく、最早魔力というものが忘れられたこの時代に、静寂を極めた水瓶のような世界の魔力に一滴の雫が落ちたように波紋した。

世界としてそれは良いものなのかは今を生きる人類が決めることだ。

まあ、その変化に気がつける人類がどれだけいるのかという問題はあるが。

かの英雄たちが魔術を使用するたびにその波紋は大きくなる。

世界に世界の魔力だけではなく、人の魔力がなじんでいく。

見てみろ、精霊たちが喜んでいる。

途絶えていたはずの魔力が循環し始め、世界に魔術的・魔法的に新たな風が吹き込む。

それがどんな結果をもたらすのか。

ああ、新緑の香りが心地よく鼻孔を擽る。