軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

今日のまとめ

「うおっ、これは……」

屋敷に戻ると、あちこち明るくなっている。

「え?ええ?」

カイが驚いている。

「お帰りなさいませリリアリス様」

にこにこしてマーサが出迎えてくれた。

「ふふ、早速サラはLEDであちこち照らしたのね?」

「はい。そのせいで、使用人に恨まれてしまいましたよ」

くすくすとマーサが笑っている。

「恨まれた?光属性のくせに生意気だとか、そういうことを言われてしまったってこと?余計なことをするなと?」

びくりとして体を固くする。

マーサが笑い出した。

「確かに、余計なことをするなと思われたかもしれません。今日はいつも以上に掃除の仕事が増えましたから」

わ、笑いごとじゃないよっ。

サラちゃんが恨まれるなんて……。

「なんで、こんなに必要のない場所まで明るくしてるんだ?サラ一人じゃ無理だろう?光属性の人間を他にも雇ったのか?」

カイが首をかしげながらマーサに尋ねた。

「違うよ。全部サラがやったんだ。しかも、朝に出した魔法でまだ明るいんだ」

「はぁ?嘘だろう?いったいいくつの日光があるんだ……。玄関ホールに廊下に、すでに8つは見たよ」

上を見上げて驚いている。

「全部、リリアリス様のおかげだよ」

カイが意味が分からないという顔をする。

「行き届かなかった掃除がはかどったり、見つからないと思っていた物が見つかったり、細かな作業がしやすくなったりと……たくさんの人から感謝されたって、嬉しそうで……」

マーサの目に涙がにじんでいた。

「本当に、ありがとうございます。リリアリス様」

そっか。使用人たちは明るいことにすぐに利点があると気が付いたんだ。

これはいいことを聞いた。ギルドの子たちの仕事も増やすことができるかもしれない。

夕食を食べたあと、今日の実験結果をまとめる。

魔力を小、中、大と分ける。2時間未満が小。2~5時間が中。5時間以上が大というところかな?

サラちゃんは魔力が多い方だと言っていたから、大かな。

私はどれくらいなんだろう……。魔力は使えば使うほど増えるというならば、使ったよね。

生まれながらにして親が喜ぶくらい魔量が多かった上に、光属性と判明してからはひたすら魔法を使わされたよね。

……もともと大だったものが、増えてるよねぇ。

会話の中で出てきたことを思い出す。

光はすごいんだよって教えるつもりで、作物を作るには光は欠かせないって話になったけれど……。

それが、何か役に立たないだろうか。

孤児院の建物の中で自分たちが冬の間食べる野菜を育てるにしても、光属性魔法を必要とする人が増えるとも少し違うかな。自給自足でしかなくて商売にはならない。

じゃあ、売れるものを栽培したら?

売れるもの……。冬場の新鮮な野菜は売れるだろう。だけど、室内でそれほどたくさんの野菜は作れないよね。

ちょっとしたお小遣いにはなるかもしれない。

どうせなら冬場に希少価値になるもので、金持ちが欲しがるもの。1つの単価が高い物を作って売りつけるというのがいいだろう。

例えば、花とか。果物なのど嗜好品とか。