軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

うそは、よくない、こころのこえが、はなうたでもれてる

「あー、もうっ!紫外線が頭から離れないよっ!なんか使えないかなってつい考えちゃう!でもぉ、本当に殺菌効果あるのか分からないし!」

煮詰まってきた。

机の前から立ち上がる。

こんな時は筋肉でも見てこよう。

屋敷のいいところは、敷地内に騎士の訓練所があることよね。

さぁ、筋肉見学にレッツゴー!

じゃない、違う、そうじゃない。食糧の話とか毛皮の話とか聞きたいこといろいろあるし。ほら、きっと魔物を討伐した後のこともギルドに行かなくても知ってるかもしれないし、ね?

それを聞くために行くのであって、決して筋肉を見るためじゃなく。

「るんるん♪」

騎士団の訓練所に向かって歩いていく。

今日は誰がどんな訓練してるのかな?

そっと木の間から訓練所を覗く。

はっ!決してのぞき見をしてるわけじゃないよ?

訓練の手を止めさせるのも悪いから、タイミングを見て声をかけようと、そのタイミングを計ったほうがいいだろうと思ってのことで。

「らんらん♪」

あれ?

訓練所の様子が見える場所まで来ると……。

「何?今日は何のサービスデーでしょう?」

なぜか、上半身裸の騎士たち。

筋肉披露パーティー開催中!

……な、わけはない!

もう少し近づくと、なぜかみんな水浸し。

そして、なぜか逃げ回る騎士に水でっぽうみたいに水をかける水属性らしき騎士たち。

スタンピード前に、なんで遊んでるの?息抜き?

まぁ、いいわ。息抜きも大切。

水も滴るいい筋肉。ほほほ。

こそこそ近づいていくと、声が上がった。

「あっ!」

騎士が私を見て驚きの声をあげた。

ち、痴女じゃないですっ!濡れ衣です!盗撮はしません、ただ、訓練の様子を少し見せてもらうだけでっ!

どうしよう、だって、まさか、上半身裸になってるとか知らなかったし!

「奥様でしょうか?」

はい?

皆の視線がこちらに向いた。

奥様でしょうかと声をあげたのは……光属性で剣の腕が立つ、なんだっけ、名前……いじめられてた人だよね。

正体ばれた?

「直ちに整列!いや、まずは服装を整えよ!」

「あーっ」

え?

団長の号令で、バタバタと隠されていく筋肉。

そういえば、何人かは前にいた人で私の顔を見ているから見つかるのも当たり前か。

「お見苦しいものをお見せして申し訳ありませんっ」

いち早く服装を整えた男性が、ぽたぽたと髪から水滴を落として私の前に来た。

「奥様が見学にいらっしゃるとは聞いておりませんで」

いや、言ってないしね。

「早速水属性魔法の訓練を確かめに?何かアドバイスしていただけるのでしょうか?」

おかしいぞ?

水属性魔法の訓練を確かめる?

なぜ、私にアドバイスを求める?

「な、どうしてここにっ」

え?

整列した騎士たちの後ろから一人上半身裸のままの男が現れた。

「ふわぁっ!」

やばい。口から変な声でた。

すごい、理想的に成長している筋肉がそこに!まだもう少し成長が期待できるが、今のところ神に近い完璧な筋肉!

この筋肉は!

「あー、えっと、レ、レッド様?で、よろしいでしょうか?」

騎士団長がレッドに声をかけた。

ん?顔見知りにしては遠慮気味な声掛けだぞ?あまり顔を合わせないのかな?騎士団長とギルド長って。

……って、待てよ?

レッドがどうしてここに?