作品タイトル不明
私は悪くない!!
閑散としていてもギルド内に探索者はいてその探索者達は壁に激突した太っちょ探索者とガリガリ君探索者に向けられていた。
「生きてますよ」
そんな中受付嬢が動かない男共に近づき生きてるかを確認して・・・・私を見た後にそう言って来た。
「それは良かった。こんな奴等のせいで殺人犯にはなりたくなかったから安心したよ」
私が微笑みながら受付嬢にそう言うと受付嬢が微笑みながら口を開く。
「先程は失礼な態度を取ってすみませんでした。私の名はバネッサ・キラーザスと申します」
私はその言葉に首を傾げて口を開く。
「失礼な態度って?」
別にそんな態度取られてないよね?と思いながらそう聞くとバネッサさんは苦笑しながら口を開く。
「ギルドカードと貴方の顔を何度も見直していたでしょう?あれは『失礼な態度』だと私は思ったのよ」
ああ!確かにしてたね!!
「何であんな事してたの?」
私がそう訊ねるとバネッサさんが真剣な顔で口を開く。
「貴女を見てSランク探索者とは思えなかったよ。何かの間違いかと思ったの」
なるほど納得!!
「か弱そうな私を見てSランク探索者とは思えなかったんだね」
「え・・・・・・うん」
なんでそんなに微妙な顔で頷くのバネッサさん?視線を逸らしてどうしたの?
「気にしなくていいよバネッサさん。私はアグリで探索者になってアグリでしか活動してなかったからね」
バネッサさんはそれを聞きホッとした顔で口を開く。
「そう。ならお詫びと言っては何だけど帝都のギルドに用がある時は私に声を掛けて。可能な限り手助けするわ」
「わかった。その時はお願いするよ」
帝都のギルドに知り合いはいないからその提案はとても助かる!!
「・・・・・はっ!!」
バネッサさんと話をしていたら気絶していたガリガリの男性がはね起きてキョロキョロと周りを見渡して私とバネッサさんに視線を向けて口を開く。
「そこのお前!!!よくもやりやがったな!!もう手加減なんてしねえ!覚悟しろ!!」
そう言って私の方へと腰に下げていた剣を引き抜きながら走って来た。
私はそれを見て溜息をつき口を開く。
「こりないなぁ・・・・・・【エアバースト】!!」
「ぶぼぉ!!」
そんな中【エアバースト】を使いもう一度ガリガリ君を吹き飛ばし壁に激突したのを見てからバネッサさんに視線を向けて口を開く。
「これって正当防衛だよね?」
私がそう聞くとバネッサさんが溜息をついた後頷き口を開く。
「正当防衛ね」
よし!!証人ゲット!!これで誰に何を言われても『私は悪くない!!』って言える!!私がそう思っているとバネッサさんが受付カウンターから出て来て注目されている私の隣に立ち口を開く。
「皆さんもこの方に絡まない事をお勧めします。こうはなりたくないでしょう?」
バネッサさんがにっこりしながらそう言うと何故か全員が視線を逸らした。
「それじゃ手続きもしたし私は帰るね。またねバネッサさん」
私がそう言うとバネッサさんが微笑みながら口を開く。
「またねフローリアさん」
バネッサさんの返事を聞いて足を止めてバネッサさんに視線を向けて口を開く。
「私の事は『リア』でいいよ、親しい人は皆リアって呼ぶから」
「わかったわリア、私もバネッサでいいわ。さん付けはなしね」
お互いに微笑み合った後に私はギルドを出た。