作品タイトル不明
閑話 魔術師界隈の衝撃
「サラサ・モーガンです、お呼びにより参上しました」
私は指定された会議室の扉をノックした後そう声を掛ける。
「入れ」
我が国最強の魔術師であり魔術師団長のオリアニア様の声が聞こえたので私は扉を開けて中へと入る。
「失礼します」
中へと入るとオリアニア様と帝国軍総司令官であるデアック様が椅子に座り何かの資料に目を通している所だった。
私が会議室に入った所でオリアニア様が私に視線を向けて口を開く。
「良く来たサラサ、其方を呼んだのはいくつか聞きたい事があったからだ」
私はその言葉に頷き口を開く。
「何なりとお聞きください」
オリアニア様が私の返事を聞き頷いた後口を開く。
「確か其方はシルドニア王朝に関する研究をしていた事があったな?」
「はい」
わたしは失われた【魔法】に興味を持ち時間があれば様々な事を調べていた。
「なら其方も参加してもらいたい」
私はオリアニア様の言葉に首を傾げて口を開く。
「どう言う事でしょうか?」
オリアニア様が真剣な顔で口を開く。
「数日前の地震でフラス山の岩盤が崩れそこから遺跡が見つかったのだ」
「本当ですか!!!」
オリアニア様の言葉に思わず大声を出してしまった!!
「ああ、だからサラサも調査隊に加わってくれ」
「はい!!」
何と言う幸運だ!!魔術師団に入っていてよかった!!!と思って喜んでいたらノック音が聞こえよく知る声が聞こえた。
「ライナシアです、報告に参りました」
ライナシアとは面識もあるし共に戦った事もある、確か今はアグリまで遠征に行っていたはず・・・帰って来たのね。
オリアニア様は扉に視線を向けて口を開く。
「入れ」
私はオリアニア様とライナシアとの話の邪魔になると思い立ち上がりオリアニア様の後ろまで移動し、オリアニア様の後ろに控える。
オリアニア様の後ろに控えた直後に扉が開きライナシアと男性騎士・・・それと小柄な女の子が入って来た。
オリアニア様はライナシア達が入って来たのを見て微笑みながら口を開く。
「無事で戻ったようで良かった」
その言葉を聞きライナシアが苦笑した後真剣な顔で口を開く。
「今回の任務に関してはかなり楽でしたから・・・では報告します」
ライナシアから語られる報告を聞いて私は驚く。
同行している女の子・・・・この子がかの有名な【奇跡の120期の首席】・・想像とは似ても似つかない女の子だったので更に驚く。
私が驚いている中ライナシアは報告を続け、その報告を聞き終えてオリアニア様が真剣な顔で口を開く。
「なるほど・・・・」
オリアニア様がそう言うとライナシアが頭を下げて口を開く。
「構成員全員を連れ帰れなくて申し訳ございません」
ライナシアの謝罪にデアック様が首を左右に振り口を開く。
「構成員8人でも結果としては上等だ、しかも構成員の中でも情報を知ってそうな奴を選んだのだろう?文句なんてありはしないさ」
「その通りよ・・・ライナシア達は最悪の結果・・・・構成員の全滅をまぬがれてるのだから」
その言葉にライナシアはホッとした顔になり口を開く。
「ありがとうございます」
デアック様がライナシアの言葉に頷いた後口を開く。
「構成員達からの情報の引き出しは専門家に任せてある、情報が入り次第共有する事になるだろう」
その言葉に私達は頷いた。
この部屋にいる私以外の人達が真剣な顔で頷いた。