作品タイトル不明
絶対にないわ!!
「さてリアちゃん、行くわよ」
セレーヌさんの話を聞いて驚いていたらセレーヌさんがにっこりと微笑んだ後にそう口にしたので私は首を傾げて口を開く。
「行く?何処に?」
セレーヌさんは微笑んだまま口を開く。
「もちろんリリアの所によ!まだお茶会の途中だったし」
は?私が皇后と会う?いやいやいやいや!!!絶対にないわ!!何で好き好んでお偉いさんと会わなきゃいけないの!
「皇后様とお会いするなんて恐れ多い!私はただの平民ですので遠慮します」
私がそう言うとセレーヌさんが微笑みながら口を開く。
「リリアはそんな事を気にする子じゃないから安心して!!それにいつも私がリアちゃんの事を話していて会いたいとも言ってくれてたから丁度いいのよ」
・・・・・・・・・・・皇后様に一体何を吹き込んだのセレーヌさん?ますます会いたくなくなったんですけど!!
「さあさあ!!」
シアが私の手を取り行こうとするセレーヌさんを見て口を開く。
「お待ちくださいお母様。私達は旅から戻ったばかりで身を清めておりません。それではリリア様に失礼です、ですので後日改めて・・・という事にして頂けませんか?」
何を言い出すのシア!!後日じゃなくて会いに行かないように説得して!!
「・・・・・確かに可愛いリアちゃんをリリアには見て欲しいわね、わかりました後日改めてリリアに紹介しましょう」
・・・・・確かに目下の危機は免れたけど先送りになっただけなんだよね・・・・なんか複雑だ!!
「で?リアちゃんは何処に泊るつもりなのかしら?もちろん我が家にとまっていくのよね?」
ニッコリを微笑みながらそう言って来たのでどう断ろうかとシアを見ると首を左右に振り『諦めろ』と言わんばかりの視線を向けて来た。
「お世話になろうと思います」
深い溜息をついた後そう言うとセレーヌさんがは嬉しそうに微笑みながら口を開く。
「良かったわぁ!!なら今晩は楽しみにしておいてね!ごちそうを用意しちゃう」
・・・・・・・・逆らえませんでした!!
「それじゃあ私は一度リリアの所に戻るわ。家で会いましょう」
ニコニコしながらそう言ったセレーヌさんが歩いていくのを見送った後にシアが口を開く。
「このまま私の家に行く?」
そう言って来たシアを見て口を開く。
「出来れば皇后様に会うのを辞めさせてもらいたかったんだけど?」
「お母様が引くと思う?」
「・・・・・・・・・・・無理だね」
セレーヌさんって有言実行な人なんだよね。
「でしょ?私でも説得は難しいわ。で?このまま私の家に行く?」
その言葉に私は少し考えてから口を開く。
「一度ギルドに顔を出すよ、依頼を受けておきたいし」
オリアニアさんはすぐにでも指名依頼を出すと言ってたからギルドに顔を出してその後にお買い物でもしようかな・・・と思ってる。
「私も付き合おうか?」
その言葉に私は首を左右に振り口を開く。
「シアだって帰って来たばかりで仕事はあるんでしょ?そっちを優先しないと」
報告はしたけどはその他にもやる事はあるはずだからね。
「そうね・・・頑張って夕方までには終わらせて家に帰るわ、家で会いましょう」
「うん」
シアの家には何度も行ったからシアの家までの道のりはばっちり覚えてるよ!!
「それじゃ後で」
「気をつけなさいよ」
私はシアと別れて城下街へと向かう。