作品タイトル不明
本当に良かったねシア!!
マリーさん達と別れてから馬車に乗り10分位進み・・そのまま城の門をくぐりさらに10分くらい進んだ所で馬車が止まる。
馬車が止まってすぐにシアが微笑みながら口を開く。
「降りるわよリア」
そう言われてシアの後に続くように馬車から降りると20人位の騎士を後ろに控えさせた騎士が馬車の扉近くに立っておりシアを見て微笑みながら口を開く。
「お疲れさまでしたライナシア様、連れ戻った構成員達は私達が引き取ります」
騎士の言葉にシアが頷き口を開く。
「頼みますベッガル殿」
シアの言葉を聞いて頷きその後に後ろに視線を向けると控えていた騎士達が一斉に動き出し馬車に詰め込まれている構成員を引きずり出し連れて行った。
「さて・・・渡す物は渡したし私達は報告に行きましょう」
私に視線を向けたシアがそう言うと少し離れた場所で部下に何か言っていたアインハルト兄さんも私達に歩み寄り微笑みながら口を開く。
「私も行くよ」
シアがその言葉に頷きそのまま歩き出したので私はその後をついて行くように歩き出した。
お城の廊下を歩いているとすれ違う人達がシアとアインハルト兄さんを見て頭を下げていく。
「2人供結構有名なんだね、すれ違う人全員が2人を見てお辞儀をして行くよ」
私がそう言うとシアが苦笑しながら口を開く。
「まあ私もアインハルトも部隊長の地位に居るからね」
シアの言葉にアインハルト兄さんも微笑みながら頷く。
「さて・・・ここよ」
シアが足を止めて真剣な顔でそう口にしたので私はその部屋の扉を見つめる。
見た目は普通の扉・・・ここにオリアニアさんがいるんだね・・・サッサと話をしてお城を出てこう!!
と思っていたらシアが真剣な顔でドアをノックして口を開く。
「ライナシアです、報告に参りました」
シアの声に反応して部屋の中から『入れ』と女性の声が聞こえシアが扉を開けて中へと入っていく。
私とアインハルト兄さんはシアの後を追いかけるように部屋の中へと入る。
部屋の中は会議室みたいで中央に細長いテーブルといるが設置してあり椅子に座ってる男性騎士とその後ろに控える女性騎士・・・・それと一度会った事のある人物・・・物凄く美人な魔術師・・・・オリアニアさんとその後ろに眼鏡をかけきりっとして真面目そうな魔術師が控えていた。
「無事で戻ったようで良かった」
シアが部屋に入るとオリアニアさんがシアを見て微笑みながらそう口にした。
「今回の任務に関してはかなり楽でしたから・・・では報告します」
オリアニアさんの言葉に苦笑しながらそう答えた後真剣な顔になり帝都までの旅で起きた事を報告する。
「なるほど・・・・」
オリアニアさんと座って話しを聞いていた男性騎士が真剣な顔で考え事をし始めたのを見てシアが口を開く。
「構成員全員を連れ帰れなくて申し訳ございません」
シアの言葉に男性騎士が首を左右に振り口を開く。
「構成員8人でも結果としては上等だ、しかも構成員の中でも情報を知ってそうな奴を選んだのだろう?文句なんてありはしないさ」
「その通りよ・・・ライナシア達は最悪の結果・・・・構成員の全滅をまぬがれてるのだから」
「ありがとうございます」
どうやら構成員を減らしたことに関してお叱りは無かったようだ・・・・本当に良かったねシア!!
「構成員達からの情報の引き出しは専門家に任せてある、情報が入り次第共有する事になるだろう」
この部屋にいる私以外の人達が真剣な顔で頷いた。