軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

いい事だね!!

騎士の言葉を聞き全員が各々の武器を手に取り戦闘態勢を取り魔物を見つけた騎士の視線の先を見る。

視線の先にはウルフ型の魔物・・・・フォレストウルフの集団・・・大体30匹が森の中からこっちを睨むように見ていた。

「ゴブリンの血の匂いにでも惹かれたか?あいつ等はすばしっこいから気をつけろ。それと魔術師団は結界を」

フォレストウルフを見ながらアインハルト兄さんがそう指示を飛ばし・・・・・フォレストウルフの集団の中に走り出しながら口を開く。

「騎士達は私に続け!探索者達は各々の判断で動いてくれ!」

戦闘に入って結界の中で戦闘を見ながら私は口を開く。

「シア・・・・・もう『貴女がまた魔物が来ても活躍してくれる事は判ってる』とか『どう出てくるか分からない』とか言わない方がいいよ?なんかシアが戦闘をにおわせる言葉を発するたびに戦闘が起きてる気がするから」

「・・・・・・・・・・・・そうするわ」

落ち込んでいるシアを見ながら私は頷く。

戦闘は10分もかからず終わり、また後始末をし始める騎士達に指示を出した後にアインハルト兄さんが私達の所に来る。

「怪我人は?」

気を取り戻してシアがアインハルト兄さんにそう聞くとアインハルト兄さんは首を左右に振り口を開く。

「いない、それで今度は後始末をした後すぐに出発した方がいいと思うんだが」

その言葉にシアも頷き口を開く。

「そのほうがいいでしょうね。作業してくれてる騎士達以外は出発の準備をするようにするわ」

「頼む」

私達はフォレストウルフの集団との戦闘終了後20分もかけずに旅を再開させる事が出来た。

それからの旅は魔物と戦ったり盗賊に襲われて戦ったりはしたけど予定通り一ヶ月かけてアクセリア帝国の帝都であるアクセリアにつく事が出来た。

「うわ・・・久々に見た」

かなり豪華な作りの入場門をくぐりそこからでも見える城を見ながら思わずそう呟く。

そして馬車が止まり全員が集合した所でシアが口を開く。

「皆さん本当にご苦労様でした!この後に依頼終了証書をお渡ししますがこれだけは言わせてください・・・本当にありがとうございました。貴方達のお陰で誰も欠ける事なく帝都につく事が出来ました、感謝します・・・・これからも皆さんが活躍しその名を聞く事を楽しみにしています・・・・本当にありがとうございました」

そう言って私達探索者達全員にシアが頭を下げるとアインハルト兄さんが一歩前に出て口を開く。

「全員これまで苦楽を共にした仲間へ・・・敬礼!!」

アインハルト兄さんの号令に騎士と魔術師が探索者達に向かいビシッ!!と音を立てるような敬礼をした。

その敬礼を受けた探索者達の代表みたいな感じでガレスさんが口を開く。

「こちらも皆さんのお陰で誰も欠けなかった・・・感謝する」

そう言って頭を下げた。

その後にアインハルト兄さんとガレスさんは見つめ合い・・・・『ニヤリ」としながら握手をした。

「お互いに頑張ろう」

「ああ」

どうやら帝都までの旅の中で友情が生まれたらしい・・・・いい事だね!!

「では今から依頼終了証書を渡します」

シアがそう言うとシアの後で控えていた男性の部下がシアの前に出て口を開く。

「皆さんこの証明書を受け取ってください」

探索者達はその言葉にその男性に歩み寄り受け取っていく。