作品タイトル不明
本当に照れてる!!
ユリアンがテントに戻ったのを見送った後に私達は後片付けをした後に再び見張りに戻り交代時間まで過ごす事にした。
「本当に強かったねナイト」
私の後で控えているナイトに視線を向けながらそう言うと何故かもじもじし始めたので首を傾げる。
「どうしたのナイト?もしかして・・・・・照れてる?」
そう言ったら更にもじもじしする。
って本当に照れてる!!なんか可愛いんだけど!!と思いながらナイトの同行を見ていたらディアナが呆れたような顔で口を開く。
「このゴーレム・・・・・ナイトって感情があるのね・・・驚いたわ」
・・・・・・・・あれ?私そんな術式組み込んでないよ?何で感情があるの?術式のどこかでミスがあった?・・・・・・・まあいいか!!感情がある事は悪い事じゃないからね!!
「これからも私を守ってねナイト、頼りにしているからね」
私のその言葉が嬉しかったのかないとは何度も頷く。
「話せないのが残念ね」
何度も頷くナイトを見ながらそう言って来たので私は少し考えてから口を開く。
「これまで話をするゴーレムは見た事が無いから何とも言えないけど、もしかしたら話をするゴーレムって存在するかもしれないね」
シルドニアの魔法文明なら出来そうな気もするけど今の私にはそれを再現する事は出来ないんだよね、今のナイトですらゴーレムコアという現物があってやっと理解できるレベルだからね。
「今向かってるユリシーズの遺跡でゴーレム関係の知識があれば嬉しいね」
まあ別にゴーレム関係じゃなくてもいいから私の知らない物が見つかれば嬉しいけどね!!
「んじゃ時間まで頼むよナイト」
新たな仲間の力を確認した後は盗賊や魔物に襲われる事も無く過ごす事が出来た。
盗賊や魔物に襲われながらも撃退し私達は目的地・・・・遺跡のある地へつく事が出来た。
「此処が・・・・・・」
目の前にある光景を見ながらそう呟く私にユリアンが苦笑する。
「聞いてたけどこれほどとは思わなかったわ」
目の前にあるのは大きく成長した木々に覆われたかなりの数の建物だ。
「本当に凄いわね・・・・こんな風になっても残ってる建物にもそれを気にせず成長する木々も」
普通こんな風になったら建物なんて残らないと思うんだけどしっかりと『建物の形』は残ってるんだよ、まあさすがに屋根は無いけど。
多分1000人規模の街だったんだと思うんだけどかなりの数の建物だった物が残っている。
感心して見ていると隣にいるユリアンがその光景を見ながら真剣な顔で口を開く。
「見ての通り建物の形は残っているのよ、前の調査で様々な魔物がここにいる事が確認されているわ」
まあ野晒の遺跡だからそうなるだろうね。
「んじゃここに拠点を作り遺跡調査を始めるの?」
私がそう言うとユリアンが真剣な顔で首を左右に振り口を開く。
「もう少し進んだ所に開けている場所があるらしいわ、それに拠点を作ろうと思うの」
「ならそこに行こうか、あ!ちょっと待って、目的地に着いたからナイトも出すね」
そう言った後に【ディメンションスペース】からナイトを出す。
「いつ戦闘があるかもしれないからそのほうがいいわ、よろしくねナイト」
もう顔馴染みになったユリアンがそう言うとナイトもその言葉に頷く。
「んじゃその場所まで行こうか」
私達はこの旅の最後の遺跡へと足を踏み入れた。