作品タイトル不明
そりゃ壊しに来るわけだ!
お姉さん・・・・・ジャンヌさんが名乗ってくれたので私やディアナ達も自己紹介をしてそれからさっきの話の続きを話すべく微笑みながら口を開く。
「これは私の私見も入った物だからね?」
そう言った後に話を続ける。
「神の定めた禁忌・・・・それは此処ではない別の世界へと渡る力を得る事だよ」
ん?世界を渡る力?と考えてから私は口を開く。
「ジャンヌさん、神様って心が狭いの?世界中を旅しちゃ駄目って事でしょ?」
私がそう言うとジャンヌさんが苦笑する。
「あたしの言い方が悪かったね、この世界から別の次元の世界へと行く事を禁止してるんだよ神様は、ある魔法使いが【渡り人】と話をしてその世界に行ってみたいと考えるようになり・・・そして研究してとある魔道具を作る事に成功したんだよ」
ん?また聞いた事の無い言葉が出てきたよ?と思い手を挙げて口を開く。
「話の途中でごめんなさい、【渡り人】ってなに?初めて聞く言葉なんですけど」
私がそう言うとジャンヌさんが微笑んで口を開く。
「【渡り人】ってのはまったく別の世界で生きていた人がとある現象に巻き込まれて生きていた世界とは全く別の世界に飛ばされた人達の事をそう呼ぶんだよ、まあここ暫くはその現象があまり起きなくて【渡り人】は居なかったんだけどね・・・・まったく厄介な」
ん?厄介って何の事?と思っていたらジャンヌさんが苦笑して口を開く。
「魔法使いが【渡り人】に会って話を聞いてその世界に行きたくなって、それを叶える為の魔道具を作ったって事だよ」
それが私達の見つけた魔道具って事だよね?てことはあの魔道具は『別の世界に行く為の魔道具』って事?そりゃ壊しに来るわけだ!もし私達が魔道具を調べる過程で間違って動かしてしまったら私達が神様の禁忌に触れることになるらね。
「問題はその魔道具を使う為にはとてつもない魔力・・・・此処で言う大量のエーテルが必要な事だったんだよ」
ん?どういう事?と思い首を傾げてるとそのままジャンヌさんが話を続ける。
「もし魔道具が暴走すれば・・・・まあ実際に作動させたら暴走するんだけど・・・・暴走したらこの世界が滅びるほどの力だったんだ・・・だから神様達は禁忌に触れたこの世界の人達に罰を与えた・・・・神様が与えた罰・・・・それは人々から【魔法】を取り上げる事だった」
・・・・・・つまり【魔法文明】が滅びた原因は神様に【魔法】と言う力を取り上げられた結果って事?自業自得じゃね?これ神様達は悪くないよね?むしろ世界を救ってるよね?と思っているとジャンヌさんが両肩を竦めながら苦笑する。
「まああたしの私見が入ってると思って」
そう言っていたけど物凄く説得力があるんだけど!!と思っていたらふと気がついた・・・・それはこの食堂にいいる調査隊のメンバー全員がジャンヌさんの話を黙って聞いているという事、そして誰もがジャンヌさんの話の説得力に頷いている。
そんな中私は気になる事がありジャンヌさんに視線を向ける。
「ジャンヌさん、一つ気になる事がるんですが」
私の言葉にジャンヌさんが首を傾げて私の言葉を待ってるのを見て話を続ける。
「【魔法】が取り上げられたのは判りました、【魔術】はその後【魔法】が使えなくなった魔法使い達の手によって生み出されたの?」
【魔法】を失った魔法使い達が必死に【魔法】を取り戻そうとした結果・・・【魔術】が生まれたんじゃないのかな?とジャンヌさんの話を聞いていて思ったのだ。
そう思ってそう聞いたらジャンヌさんが苦笑する。
「神々の中の一人が【魔法】を奪われた人達に【魔術】を新たな力として渡したのさ、理由は『【魔法】を失う事により世界規模の混乱が起きる事が想定できるため神々の仕事が増え・・・・・人々が苦しむのを見たくない』ってね」
ん?いま何か言い直したような気が・・・気のせいかな?でもまあ神様なだけあって慈悲深いね!!流石神様!!