軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

何も言えないじゃん!!

ユリアンの微笑みに怯えているとユリアンが真剣な顔になり口を開く。

「それと明日サルーンを出てユリシーズへと向かうんだけど道中盗賊に遭遇した場合・・・殲滅させます」

その言葉に部屋の中が静まり返る。

「理由は2つあるわ、1つ目は対峙して捕らえてまたサルーンへと戻る・・・・と言うのはもうすべきではないと思う、いくら調査に期限が設けられていなくても盗賊を捕らえて街に戻る・・・・という無駄な時間を無くしたいのよ、2つ目に1つ目の話の続きみたいになるけど返り討ちにした後に放置しておくとまた悪事を働き無関係の人に危険が及ぶ・・・だから殲滅します」

確かにそうだよね時間は有限だから無駄な事はしない方が良いし早くユリシーズの遺跡を調べたいしね。

「その考えでいいと思うよ」

私が頷きながらそう言うと他のメンバー全員も頷く。

酷いと言われそうだけど自分の意思で盗賊をやってるんだからその報いを受けるだけだしね。

「てことで明日には出るから今日はゆっくりと過ごしてね、それじゃあご飯でも食べに行きましょうか」

私達はそのまま宿を出て食事をする為の食堂を探して食事を楽しみサルーン最後の夜を楽しんだ。

「では出発します!!」

翌日私達は予定通りサルーンを出てユリシーズへと向かう為に入場門を出て馬車を走らせた。

「昨日も言ったけど何が起きるか分からないからいつでも戦えるようにはしておいてね」

ユリアンが真剣な顔で私とディアナを見ながらそう言って来たので私とディアナは頷く。

「油断や慢心なんてものは無いから安心して」

だってついこの間格上の相手を2人も見てるんだ、調子に乗るなんて事は出来ないよね。

「本当に頼もしいわね、頼りにしているわ」

ユリアンが真剣な顔でそう言って来たので私は苦笑するしかなかった。

「ユリアンだって強いじゃん?頼りにしてるのは私もだよリーダー?」

私がそう言うとユリアンが驚いた顔をした後に笑い出す。

「いきなり笑うとか酷くない?」

間違った事は言ってないよね?ユリアンは頼りになるリーダーだよ?と思っているとユリアンが微笑む。

「リアがそう思ってくれてる事が嬉しいのよ、ありがとう」

むう!そんな風に言われたら何も言えないじゃん!!

「あれ?」

そんなやり取りをユリアンとしていると馬車が止まったのだ。

「魔物だ!気を抜くなよ!!」

ムーアさんがそう叫ぶ声が聞こえたので私達は急いで馬車から出て周囲を見渡すとフォレストウルフの群れとムーアさん達が戦っているのが見えた。

「リアはこのまま待機していて、こっちにフォレストウルフが来たら対応してね、私はムーアの手伝いをしてくるわ」

そう言い残してムーアさんの闘っている方へ走って行った。

それから20分後位で戦闘は終わり調査隊に怪我人は出ずフォレストウルフの死体を焼却し旅を再開した。

「何をやってるのリア?」

馬車の中で目を瞑り右手を握りしめている私を見てディアナが不思議そうな顔でそう聞いて来た、

「ん?ちょっとこれを調べてたんだよ」

右手を開いて見せると小石サイズの石みたいな物体・・・・ゴーレムコアが掌の上に乗っていた。

「これってあの時見つけた奴?」

ディアナの言葉に私は頷く。

「そう、ニーズヘッグがコアに直接術式が書いてあるって言ってたからエーテルを流し込んでどんな術式なのかを見ていた」

馬車の旅って何もする事が無いから時間を有効活用する為に気になっていたコアを調べてみようと思ったんだよね。