軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

捕まえた甲斐はあるって事だね!!

私達は無事に10日前に見た入場門・・・・・・サルーンの入場門の前に立つ事が出来た。

「ここで少し待っててね」

ユリアンは入場門の前で警備に立つ衛兵さんを見てそう言った後にその衛兵さんに声をかけに行き声を掛けられた衛兵さんが驚いた顔でこっちを見た後に慌ててどこかへと走って行った。

その衛兵さんを見送ったユリアンが戻って来て苦笑する。

「少し待ってて、今衛兵隊の上の人を連れて来るらしいから」

その言葉に皆が頷くとユリアンが口を開く。

「盗賊達を引き渡したら3日の休暇を取ります、その間に物資補給もしておきます」

これからの事をユリアンが説明しているとさっきの衛兵さんが衛兵隊の制服を着こなす20代に見えるボブカットの美人を引き連れて戻って来た。

「お待たせしました、私がサルーン衛兵隊の隊長を務めるアイーシャ・リンです」

この若さで隊長って凄い人なんだね!と思いながら見ているとユリアンが一歩前に出て微笑む。

「私はこの調査隊の隊長を任されているユリアンと申します、今回ユリシーズへと向かう道中に盗賊に襲われ返り討ちにし捕らえたので一度サルーンへと戻って来た次第です」

ユリアンの言葉にアイーシャさんはユリアンの言葉を聞きユリアンの後ろに控えている私達を見て微笑み、その後に真剣な顔になり深々と頭を下げてきた。

「へあ?」

何でいきなり頭を下げてるの?思って慌ててると頭を上げたアイーシャさんが真剣な顔で口を開く。

「この度はこの地域で暗躍している盗賊を捕らえて下さり感謝しかありません、それと共に我々の力不足で貴女方を危険な目に合わせて申し訳ございません」

盗賊を捕らえただけだというのに衛兵隊の隊長が私達に頭を下げるなんて事はまずない・・・・こりゃ何かあったかな?

「何かあったのですか?」

ユリアンも私と同じ考えに行き着いたらしくそう口にするとアイーシャさんが少し顔を歪め口を開く。

「サルーンの近隣で暗躍する盗賊達だけではなくグランパルスとユリシーズで暗躍する賊達も活動を活発化しているという報告が2日前に届いたのです、」

え?盗賊達の界隈で何かあったのかな?物騒すぎるんだけど?

「ですので皆さんがこの盗賊団を捕まえてくれたことに心から感謝しているのです」

まあこの地域にどれだけの盗賊がいるのかは知らないけどひと手間減らせただけでも捕まえた甲斐はあるって事だね!!

それを聞きユリアンが微笑みながら口を開く。

「お役に立てたようで良かったです、何かを言える立場ではありませんが皆さんが頑張ってくださるから安心して旅をする事が出来ています、本当にありがとうございます」

そう言うとアイーシャさんが微笑みながら口を開く。

「そう言ってくださると本当に頑張ってよかったと思えます、では盗賊達を引き取りますね」

その言葉にユリアンが頷き後ろに控えているムーアさんに視線を向けるとムーアさんが頷き他の騎士達と一緒に捕えている盗賊達を引き渡し始める。

「それでこの盗賊達を捕まえた報奨金がこれです」

そう言ってアイーシャさんがお金の入っているであろう中位の布の袋をユリアンに差し出してきたのでユリアンがそれを受け取る。

「200万リエン入っています、私的にはもう少し渡したいのですが・・・」

「お気になさらずに、たまたま捕まえただけなので気にしませんから」

そんなやり取りの後に私達はアイーシャさんに盗賊を引き渡して手続きを終えてからアイーシャさんと別れて前に泊まった宿へと向かった。