作品タイトル不明
気のせいです!!
オーガエンペラーなんて魔物の多い【悠久の森】で見たなんて話は聞いた事はない・・・つまり希少な魔物!!
「じっくり見たいけど仕方ないね、アゴット・・・少し触るよ」
そう言いながら私はアゴットの背中に触り口を開く。
「【スペックアップ】」
私がそう唱えるとアゴットが驚いた顔で振り向き口を開く。
「おい【首狩り姫】今何をやった?体がいきなり熱くなったんだが?」
「おまじないだよ。ほれ振り向かない!!」
アゴットが振り向いてすぐにオーガ達が動き出し戦闘が開始された。
「魔術師は後ろから魔術を!騎士達は魔術師達を守りながら戦え!決して一人で前に出るな!!」
アインハルト兄さんはオーガを切り捨てながら指示を出し、それを聞き騎士達は戦う。
「いくぞ!!」
その言葉にアゴットに視線を戻すとアゴットがオーガエンペラーを切り結ぶ所だった。
そして何度か切り結びオーガエンペラーの剣を跳ね上げがら空きになったボディーに蹴りを入れた。
「へ?」
ボディーに蹴りを入れられたオーガエンペラーが吹き飛んだのをみて驚くアゴットが間抜けな声を上げて固まっていた。
私はそれを見ながら口を開く。
「アゴット止まってないで動け!!!【ストームウェーブ】!!」
倒れ込んでいるオーガエンペラーにむかい【ストームウェーブ】を放つとオーガエンペラーはそれを避けながら立ち上がり剣を拾い私に襲い掛かって来た。
「お前の相手は俺だぜ」
アゴットが私とオーガエンペラーの間に滑り込みもう一度がら空きのボディーに蹴りを入れるとまたもオーガエンペラーが吹き飛んでいった。
「・・・・・・・・なあ・・・・・・【首狩り姫】?お前さっき俺に何をやった?」
またも吹き飛んでいったオーガエンペラーを2人で見ながらアゴットがそう聞いてきたので私は口を開く。
「簡単に言うと身体強化魔術だよ」
【スペックアップ】と名付けた魔術は元成長促進魔術だったのを改良し作った魔術だ。
私の考えた成長促進魔術は体内にあるマナを使い体内の細胞におりゃ!!!って感じで活性化させて成長させる・・・・・・と思考し試した結果・・・・一定時間身体能力が跳ね上がる・・・・と言う魔術が出来たのだ!!
「その魔術は約10分で効果を失うから有利なうちにオーガエンペラーを倒したいんだ」
私がそう言うとアゴットが慌てて剣を握りしめた所にオーガエンペラーに切りかかり・・・・そしてアゴットを襲うはずの剣が弾かれたように軌道を変える。
「助かったレティシア!!」
アゴットが剣を弾かれ態勢を崩したオーガエンペラーに思いっきり踏み込んで・・・・・首を撥ねた。
それを見た私は未だに戦う騎士達に視線を向けた後生き残ってるオーガに向かい手をかざし口を開く。
「【エアブレイド】」
オーガの首を撥ねた所にアゴット達も参戦し残りのオーガを討伐しホッと一息つき私は口を開く。
「怪我人はいない?いたら言って」
そう声を掛けると騎士の中で何人かが手を挙げて来たのレティシアに治療を頼みやっと一息ついた。
「なあ【首狩り姫】お前の魔術のお陰で生き残れた、感謝する」
アゴットがそう言って来たので苦笑しながら口を開く。
「本当に良かった。思った通りの効果が出て」
私がそう言うとアゴットが何故か顔を引き攣らせて口を開く。
「なあ【首狩り姫】?『本当に良かった。思った通りの効果が出て』って何だ?もしかして初めて使った魔術とかか?」
「んな事は無いよ?一応私自身で試したから、でも他人でやった事が無かったからどうなるか分からなかった所もあるんだよね」
自分の身体能力はあげられたけど他人ではどうなるか分からなかったからね、もしかしてアゴット自身の保有するマナが邪魔をして身体能力を上げることが出来にかも知れないとも思っていたから私は『おまじない』って言ったんだ。
「・・・・・・・・・・・・なあそれって・・・・・俺を使った人体実験じゃないのか?」
・・・・・・・・・・気のせいです!!