作品タイトル不明
そんな訳ないじゃん!!
私はニーズヘッグを手に取りディアナ達と一緒に部屋を出て一階に降りて開いている席に座る。
「ニーズヘッグ、変な事は言わないようにね」
「わかってるって・・・・なあそこの彼女!一杯どうだい!!」
分かってないじゃん!!
「ディアナ、悪いけど注文は任せていい?ティファとミーティアの分もね」
私がそう言うとディアナが苦笑する。
「部屋に一度戻るのね?ついて行こうか?」
ディアナの言葉に首を左右に振り口を開く。
「2階に上がるだけだから別にいいよ、それじゃ行ってくる」
私はニーズヘッグを握りしめて立ち上がり2階へと歩き出す。
「どうした相棒?忘れ物か?」
私はニーズヘッグの言葉をスルーしながら部屋へと行きと私の部屋に入るとニーズヘッグを立て掛ける。
「んじゃお留守番よろしくね」
そう言って外に出ようとニーズヘッグに背を向けると背中越しにニーズヘッグが慌てたように声を掛けてくる。
「おいおいおい!!いきなりどういう事だよ相棒!!さっき連れて行ってくれたじゃないか!!」
その言葉を聞き振り返りニーズヘッグに視線を向けて口を開く。
「私はニーズヘッグにあまり変な事は言わないように頼んだよね?」
「おう」
「なのに近くにいた人に『一杯どうだ?』とか言ってる訳でしょ?だったらお留守番だよね?」
「まて!美人の女性に声を掛けるのは変な事じゃないだろう!!あれは紳士として当然の行動だろう!!」
「うん・・・・お留守番で!!」
どうやら私とニーズヘッグの間には理解しがたいものがあるようだから私が穏やかに過ごせるためにお留守番をしていてもらおうと再確認しニーズヘッグを立て掛けたまま私は部屋を出て一階へと下りていく。
「お嬢ちゃん・・一緒に吞も・・・いや何でもない」
酔っ払いがいきなり声を掛けて来て私の後を見て何故か逃げるように離れて行ってのを見て振り返るとユリアンがニコニコしながら立っていた。
「宿に来てたんだねユリアン」
「ついさっきね、今から食事なんでしょ?私も一緒でいいでしょ?」
「勿論だよ、少し離れたテーブルにディアナがティファ達と座ってるからそっちに行こう・・・・それでユリアン」
歩きながらそう声を掛けるとユリアンが首を傾げる。
「なにかしら?」
「さっき何かやったの?酔っ払いが滅茶苦茶ビビってたけど」
そう聞くとユリアンがにっこりと微笑む。
「何もやってないわよ?」
そんな訳ないじゃん!!あのビビりようはなにかやったよね?
「なにかしら?」
微笑みながらし言ってくるユリアンを見て私は何度も首を左右に振る。
「何でもないです!!って言うか何で皆は私が考えてる事がわかるのかな?物凄く不思議だ!!」
私がそう言うとユリアンが苦笑する。
「リアの場合は顔に出てるのよ」
ユリアンの話を聞き私は自分の顔を何度も触っているとディアナが私達を見つけたようで微笑みながら手を振って来た。
私も手を軽く振り席まで歩いて行き席に座る。
「お疲れユリアン」
席に座ったユリアンにディアナがそう言うとユリアンが深い溜息をついた後に苦笑する。
「本当に疲れたわ、領主様に会って来てオーガの巣の件を伝えたら大騒ぎになってね」
まあ街の近くにオーガの巣があるとか誰でも驚くよね。
「まあキングがいたなんて聞けば誰でもそうなるのは分かるけどね」
あ!キングにビビってたのね!!