作品タイトル不明
とか言えないよね!!!
私が謝るとシアが溜息をついた後に肩に置いた両手を放して私に視線を向ける。
「で?あれどうするの?」
ん?
「え?あれって何?」
シアの問いの意味が分からずに首を傾げシアに視線を向けるとシアが天井に向かって指をさし私はその指の示す方向に視線を向けるとぽっかり穴が空いた天井の穴から青空が見えた。
そして訓練場の床・・・かなりの硬度を持つ石が敷き詰められた床・・・・【ラグナフレア】が発動した場所が【ラグナフレア】の発した高熱のせいで敷き詰められた石が所々ガラス化してる。
「あ」
【ラグナフレア】で天井まで燃やしちゃった!!それに床まで!!これやばくない?と思いながら天井に出来た穴を見た後に陛下に視線を向けると陛下も天井に出来た穴を見て固まっていた。
「えっと・・・ごめんなさい、修理費用は出します」
私はそう言うと陛下が苦笑する。
「俺が【魔法】を見てみたいと言ったからこうなったのだ、だから気にするな。俺的にはいい物が見れたしな」
ん?つまりお咎め無しって事?よかった!ニーズヘッグが変な事を言ってからドキドキだったけど天井に穴をあけた以外は何事も無く終わったみたいだ!!と内心ほっとしていると陛下が真剣な顔で口を開く。
「今の【魔法】とニーズヘッグに関する説明を頼む」
私はその言葉に頷く。
「今の【魔法】はニーズヘッグに教えてもらった【ラグナフレア】と言う【魔法】です、この【ラグナフレア】は前に遺跡でゴーレムと戦闘になった時に放った【サウザンドボルト】と同じ【最上位魔法】となります」
いやぁ・・・ニーズヘッグ様々だね!まだまだ知らない事があるって楽しいよね。
「そして食事会の時に報告しましたがニーズヘッグのお陰で私・・・術者の負担は軽減され威力が上がっています」
私がそう言うと陛下が真剣な顔で頷く。
「他にも【魔法】を使いましょうか?」
私がそう訊ねると陛下が苦笑しながら首を左右に振る。
「もうよい。思ったよりも面白い物が見れたからな、フローリア嬢」
「はい?」
「やはり其方は面白い、確かあと1週間は帝都に滞在する予定だったな?また夕食を共にしよう。詳しい事は後で知らせを出す、ではな」
そういい残して陛下とディアックさんが訓練場を後にして私は陛下の言葉に驚き固まったまま陛下を見送った。
そして陛下が出て行ったのを見送りシアが私の肩を『ポン!』と叩き微笑む。
「私とお父様とお母様もつき合うから安心しなさい」
「・・・・・・・・いやいやいや!!何でまた皇族と食事会をしなきゃいけないの?昨日したばかりだよね?」
なんで陛下は私と食事会をしたがるの?おかしくない?
「リア・・・陛下がお望みなのだから諦めなさい」
混乱する私を生暖かい目で見ながらそう言って来たシアに私は視線を向ける。
「断ったりは・・・」
と私が聞くとシアが真剣な顔で首を傾げる。
「出来ると思う?」
ですよね!!陛下直々に誘われてるのに平民が『嫌です!お断りします!!』とか言えないよね!!!
私はもう諦めて溜息をついた後に天井を見上げながら口を開く。
「それで修理費用なんだけどいくらくらいかかる?払うよ」
これでもSランカーだからお金はあるし自分でやった事はしっかりと責任を取らないとね!!と思いそう聞くとシアも天井に視線を向ける。
「さっき陛下が言ったように気にしなくていいわ」
うーん・・・・それじゃあ私の気が済まないんだよね。