作品タイトル不明
私の体に【グロースアップ】を使っても成長しないんだ!!
「アゴットとレティシアでコカトリス6匹相手してくれる?」
私は腰に取り付けている小袋に手を突っ込みながらそう言うとアゴットとレティシアの2人は真剣な顔で頷く。
2人が頷いて先手を取ろうと動こうとしたらコカトリスの一匹が私達に気がつき『クワァァァ!!』と声を上げ他のコカトリスもその声を聞き私達に気がつき12匹全員で私達に襲い掛かってきた!!
私は小袋から手を引き抜き石を投げるフォームでコカトリス達に小袋から取り出した物を投げながら口を開く。
「【ウインド】・・・・・【グロースアップ】」
私の発言した言葉に答えるようにコカトリスの周囲の地面からいきなり草が生え始め・・・・・そして蔦となりコカトリス達を絡めとりはじめ・・・・・コカトリス達全匹を絡めとり成長を止める。
「うん、使えるねこれ」
いくらコカトリス達がもがいても引きちぎれない蔦を見てそう呟くと呆れた顔でアゴットが口を開く。
「なあ【首狩り姫】・・・・・これ・・・俺達はいらなくないか?」
アゴットが呆れたように言うとレティシアもその言葉に頷き口を開く。
「本当にその通りね、私あのまま寝ててもよかったんじゃない?」
え?何言ってるの?2人供?
「アゴットとレティシアは絶対に必要に決まってるじゃない、私はあまり接近戦は出来ないし回復魔術もあまり得意じゃない、それに今回のコカトリスは私が倒せたけどこれだけって事は絶対にないからね」
活性化の真っ最中だから魔物はどんどん襲ってくるんだよ?私一人で対応できるわけないじゃん!!
私とアゴットとレティシアのやり取りを見ていたアインハルト兄さんが少し驚いた顔をした後口を開く。
「ねえリア?さっきの魔術は何だい?2つの魔術の名を使ってたよね?」
アインハルト兄さんの言葉に私は頷き腰にぶら下げている小袋からある物を取り出してアインハルト兄さんに見えるように手の平を見せながら口を開く。
「さっき使った魔術の1つが誰もが知ってる風の下級魔術【ウインド】・・・・これは風をおこす魔術」
それを聞きアインハルト兄さんは真剣な顔で頷く。
「そしてもう一つ・・・・私はコカトリスにこの植物の種・・・・クラリオスの種をコカトリスに確実にぶつかるように【ウインド】で飛ばしてその後にこの種に成長促進魔術である【グロースアップ】を使って・・・・・・ああなった」
私の視線の先には蔦にからめとられてもがくコカトリス・・・・前に成長促進魔術は失敗したけど思いもよらない魔術が2つ出来たと言ったけど、その2つのうち一つがこの【グロースアップ】だ。
植物に【グロースアップ】を使うと成長するのに、私の体に【グロースアップ】を使っても成長しないんだ!!あの時・・・・・効果が判明した時は滅茶苦茶落ち込んだんだよね。
「【グロースアップ】?僕は魔術には詳しくないけどは聞いた事のない魔術だね」
「私のオリジナルだからね、まあその話はここまでで。悪いけどアゴット、コカトリスに止めを刺してくれるかな?」
【グロースアップ】で成長させた蔦はそう簡単にはちぎれないけど確実じゃないからね。
「わかった。すまんがアインハルト・・・・だっけ?お前さんも手伝ってくれ」
「わかった」
アゴットとアインハルト兄さんは身動きの取れないコカトリスに止めを刺しに行き私はそれを見送った。