作品タイトル不明
性格はともかく性能は超優秀!!
それからもユリアンやリッカちゃんから質問してニーズヘッグがその質問に答える・・・・と言うのを2時間くらいして落ち着いた所で一度休憩する事になった。
「ねえニーズヘッグ、ちょっとだけ付き合ってほしいんだけど」
私がそう言うと休憩と言っていたユリアンが不思議そうな顔で私を見て首を傾げる。
「少し休みましょうよリア?」
そうユリアンが私に言ってきた後にニーズヘッグが話し出した。
「『付き合って』って気持ちは嬉しいが俺は綺麗な女性とじゃないと付き合わないぞ?」
「うん少し黙ろうか?」
私が言いたい事はそう言う事じゃないんだよ!!
ニーズヘッグとのやり取りをした後に私達は全員で遺跡の外に出ていた。
「なんだよ・・・・こう言う事か」
ニーズヘッグがつまらなそうに手元でぼやいていたけど私はそれをスルーして杖を・・・・ニーズヘッグを目の前に掲げて一度深呼吸をしてから口を開く。
「魔法を司る神リリアーナよ我が願いを聞き届け我が敵を打ち倒す力を貸し与えたまえ・・・・・・・・・我が望むは敵を打ち亡ぼす雷・・・・【サウザンドボルト】!!」
目の前の的と決めた大きな岩に【サウザンドボルト】を打ち込み・・・・それを確認して深呼吸。
「・・・・・・・これは本当に凄いね、殆ど疲れてない」
ニーズヘッグにサポートしてもらわない時に【サウザンドボルト】を使うと息切れするほど疲れるのにニーズヘッグのサポートを受けながら【サウザンドボルト】を使った時はそれがない。
「だろう?俺の事を見直したか?」
ニーズヘッグの言葉に私は素直に頷く。
「うん、性格はともかくニーズヘッグが凄いのはよくわかったよ」
「まてお嬢ちゃん?『性格はともかく』ってなんだ?俺の性格はとても素晴らしだろう?」
「いや全然?多分世界中の女性が敵になるような性格だよ?」
「は?おい?嘘だろう?」
初対面の女性に『ちんちくりん』とか『そちらのスタイルのいい女性の方がいい』とか『ナイスバスト!!』とか言ってる奴は全世界の女性達の敵になると思うんだ。
「そう思うんだったらその性格を直しなよ?」
私がそう言うとニーズヘッグが少し考えこんだように沈黙して1分経った頃に話をしだす。
「賢者ムーシアがこんな性格だったからムーシアの性格が認められているのだと思っていた」
ああ!そういえばニーズヘッグの性格って変態賢者の性格のせいだった!!
「昔はどうだか知らないけど、今の時代じゃその性格はドン引きレベルだよ?」
多分昔でもドン引きレベルだと思うけどね!!
「うむぅ・・・・」
そう言って黙り込んだニーズヘッグを放置して私は先程【サウザンドボルト】を放った大岩に視線を向ける。
「ふむ・・・」
大岩を観察してからニーズヘッグに視線を向ける。
「ねえニーズヘッグ、あんたのサポートを受けて使う【魔法】って威力も上がったりする?」
「無論だ、さっき言ったと思うが術者の負担を軽減するのは勿論だがエーテルの収束・放出を効率化する事で威力も上げる事が出来るのさ」
おお!性格はともかく性能は超優秀!!ニーズヘッグと組めば【サウザンドボルト】を10連発した後に倒れたりすることは無いと思う。
「いやぁ・・・これは嬉しい発見だね」
この遺跡でニーズヘッグを発見できた事はこの旅最大の発見になったと思う。