作品タイトル不明
ふへっ!!
「さて行こうか」
【クリエイトアース】を使い作った階段を見て私がそう言うとユリアンが真剣な顔で口を開く。
「少し待っててもらえないかしら?」
へ?
「え?何で?行けるんだから行くべきだよね?」
誰も手をつけてない場所なんだよ?調べないと!!と思いそう言うとユリアンが苦笑する。
「誰も調べちゃ駄目なんて言ってないでしょ?皆を呼んで皆で調べましょって言ってるの、今から皆に集まってもらうから集まるまで待ってて」
「あ・・・そう言う事ね」
そうだ、今私は『チーム』としてここに居るんだった!!とユリアンに言われてそれを思い出したので私は頷く。
「わかったよ」
「少し待っててね」
ユリアンはそう言った後に部屋から出て行き5分もしないうちに戻ってきた。
「今ムーアに皆にこの部屋に集まるように伝言を頼んだから集まるまで待って」
「わかった。おいでティファ」
どれくらいで集まるか分からなかったからティファに抱きつきこの焦る気持ちを落ち着かせる。
そして10分もしないうちに全員がこの部屋と部屋の前の廊下に集まった。
ユリアンが全員が集まった事を確認した後に口を開く。
「話した通り未調査の場所を見つけました、ですので今からその場所を調べることになります。まずはアンディ殿に先行してもらいトラップがないかを確認してもらいます」
ユリアンの言葉を聞きアンディさんが真剣な顔で頷く。
「次にリア、貴女が魔法的なトラップ・・・前の遺跡で見たゴーレムみたいな奴がないのかを警戒して欲しい」
私はその言葉に頷く。
「安全が確認されたら残りの皆もその通路に入ってもらい調査を開始します」
その言葉に全員が頷く。
「ではアンディ殿、お願いできますか」
ユリアンが真剣な顔でそう言うとアンディさんが頷き私の作った階段を慎重に登りその後を追いかけるように私も追いかけ登って行き階段と通路の境目から慎重に調べ始め一歩一歩を進んで行き、私もついて行きながら周囲を警戒する。
アンディさんと一緒に進んで行くとかなり広い部屋・・・・50人は入れる位の大きな部屋へと出た。
「これは・・・・」
大きな部屋へ出てすぐに周囲を確認しそう呟くアンディさんの事を放置して私も周囲を確認すると顔がにやけそうになる。
何故顔がにやけそうになるかと言うとその部屋には様々な書物が残されていたからだ。
「嬉しいねぇ」
私がそう呟きながら本が納められてる棚へと歩いて行ってるのを見たアンディさんが苦笑しながら口を開く。
「皆を呼んでくるから調べ始めてていいぞ」
そう言い残してアンディさんが来た道を戻って行ったので私は棚から本を一冊取り出して目を通し始める。
「・・・ア・・・・リア・・・・リア!!!」
「ふへっ!!」
いきなり耳元で大声で名前を呼ばれて変な声を上げながら飛び上がり声の元を見るとユリアンが呆れた顔で私を見ていた。
「ユリアン・・いきなり何?」
心臓が止まるかと思った!本当にビックリしたよ!!そう思いながらそう言うとユリアンが呆れた顔のまま溜息をつく。
「何度も声を掛けたのに反応しなかった貴女が悪いわ」
「はへ?」
え?何度も声を掛けて来たの?気がつかなかったんだけど!!