作品タイトル不明
気を引き締めよう!!
「へぼっ!!」
イキってきたムッキににっこりと微笑んだ後にユリアンがムッキの顔面に蹴りを1発入れてから口を開く。
「初めましてムッキ、私は帝国軍情報部に所属するユリアンと申します、色々とお話を聞かせていただきたくここに来たんでしっかりと答えてくださいね?」
「は?帝国軍だぁ?ふざけ・・・・げふっ!!」
ユリアンの言葉に文句を言おうとしたらまたも顔面に1撃を入れられ変な声を上げるムッキ。
「私はまだ質問していませんので黙っていてくださいな」
・・・・・・・・・・・こわっ!!
「まず聞きたいのは貴方の仲間はこれで全員ですか?」
ユリアンが微笑みながらそう問うとムッキは視線を逸らして黙り込む。
「・・・そうですか・・・答えたくありませんか・・・・リア隣の部屋で少し休んでいて、少し時間がかかるから」
ユリアンの笑顔に私は何度も頷き口を開く。
「わかった」
ユリアンの提案を聞き私は隣の部屋に行きそして【防御結界】を張り音が聞こえないようにしてそれから【ディメンションスペース】からティーセットを取り出してティファやディアナとティータイムを楽しんだ。
「ん?」
ティータイムを楽しんでいてふと隣の部屋へ行く出入り口を見てみるとユリアンが何かを言いたげに立っていたのに気がつき首を傾げる。
「ねえリア?ユリアンはこっちに入れないからこちらを見ているんじゃないの?」
ディアナの言葉に『確かに!!』と思い【防御結界】を解く。
「やっと気がついてくれたわね」
そう言いながら部屋に入ってきたので私は紅茶を入れてユリアンにティーカップを差し出す。
「聞きたい情報は聞けた?」
私の問いにユリアンがにっこり微笑む。
「ええ聞きたい事は聞けたわ、それでこれからどうする?」
「は?」
これからどうする?とは何?と思い首を傾げる。
「もう一つの盗賊団であるウラット盗賊団をどうするか・・・よ」
真剣な顔でそう言って来るユリアンの言葉に再度私は首を傾げる。
「どうするかって・・・それを決めるのは私じゃなくてユリアンじゃん?」
この部隊の隊長はユリアンなんだから決めるのはユリアンでしょ?と思いそう言うとユリアンが苦笑しながら口を開く。
「そうなんだけど貴女の意見が聞きたいのよ、これまでリアの意見を聞いて間違ってた事は無かったから」
「え?私だって間違える事はあるよ?」
無詠唱だって試行錯誤して使えるようになったのは3年後だったし、【魔法】に関しても【魔法】を知ってから3年間失敗だらけの毎日だったからね。
「それでも・・よ。それでどうしたらいいと思う?」
まあ別にいいけどさ。
「ここから少し離れてるんだよね?なら此処みたいに奇襲をかけてもいいんじゃないかな?」
私がそう言うとユリアンが少し考えた後に頷く。
「なら少し休んだらウラット盗賊団にも奇襲をかけましょう、でもその前に奇襲部隊に参加しなかった皆をここに呼びましょう」
「あ!それは少し待った方がいいかも」
私がそう言うとユリアンが不思議そうな顔で私を見て来たので私は苦笑する。
「あれだけの馬車がここに来たら向こうにバレる可能性があるから少し待った方がいいと思う、だから状況説明だけしてもう少し待っててもらったほうがいい」
「確かにその通りね、それじゃ待機組に連絡して休憩してもらい私達は奇襲をかけましょう」
これからもう一仕事あるから気を引き締めよう!!