軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

なるようになるさ!!

サザビーに着いてから一週間が経ち全ての準備を終えて私達は遺跡のあるモーム渓谷に向かう為にサザビーの入場門で集合して部隊の責任者であるユリアンの前に集まった。

「ではこれからモーム渓谷に向かいます、大体一週間の距離ですので魔物や盗賊の襲撃に警戒しながら進みましょう、それとサザビーで事前に言っていた事の調査書を皆に渡しますので目を通しておいてください」

『事前に言っていた事の調査書」ってのは私達が調べたモーム渓谷に出る魔物の種類の事やこの辺で活動している盗賊達の事を纏めた書類の事だ。

ユリアンが頷く皆を見渡してから口を開く。

「では出発!!」

私達を乗せた馬車がモーム渓谷を目指してサザビーの入場門を抜けて外へと走り出した。

私は走る馬車の中でユリアンに渡された資料に目を通す事にした。

「どれどれ」

魔物に関しての資料は目を通す必要が無いので盗賊に関する情報だけを見る事にする。

サザビー近辺で活動する盗賊団は2組。

1つはモッリと言う名の頭が率いる総数50人のモッリ盗賊団。

もう1つはバックに大きな裏組織いるというウラットと言う女性が率いる総数100人のウラット盗賊団の2組らしい。

そしてその2盗賊団はいがみ合いながらもこれまでやってきたらしい。

「へえ」

しかも仲が悪いはずなのにどっちもモーム渓谷の遺跡を拠点にしている可能性が高いらしい。

「ねえユリアン、これって2組の盗賊団とやりあわなきゃいけないよね?」

一緒に馬車に乗っているユリアンにそう聞くと真剣な顔で頷く。

「そう考えておいた方がいいわ、まあモーム渓谷の遺跡を拠点にしていない可能性もあるけどその可能性は低いと考えてるわ」

だろうねぇ・・・あれだけ高ランクの魔物しか出ない場所で危険と手間もかけずに過ごすとなると前からある遺跡を使うって考えるのは当然の事だからね。

「ただ・・・少し心配な事があるのよ」

真剣な顔から少し困ったような顔になりそう言うユリアンの言葉に首を傾げる。

「心配な事って?」

「もし盗賊団とやりあう事になった時に2組同時になった場合・・・かなり苦しい戦いになると思うわ」

えっと・・・・・モッリ盗賊団が50人・・・ウラット盗賊団が100人・・合計150人・・確かに少し厳しいかも・・・・あ!

「私の【サウザンドボルト】で倒せばいいじゃん」

私がそう言うとユリアンが深い溜息をつく。

「リア・・・・多分【サウザンドボルト】をつかって盗賊団は倒せても遺跡が吹き飛ぶんじゃないかしら?」

「あ」

確かにそうなる可能性がある!!あれは広範囲魔法だから『うっかり』があるかもしれないんだよね。

「まあ魔法を使わなくてもたぶん行けるでしょ」

魔法じゃなくて合成魔術を使えば威力も申し分なくなるし大丈夫だろう。

「まあリアがそう言うなら大丈夫かしら・・・まあなるようになる・・ね」

「その通り!なるようになるさ!!」

ユリアンの言葉に私は頷きながらそう断言する。

それから一週間・・・・私達は魔物や盗賊に襲われる事も無くモーム渓谷へつき渓谷進む前に一度集まりこれからの事に関して最終確認をする事になった。

「まず頭上に注意ね、ワイバーンやデッドワイバーンや盗賊の狙撃も考えられるわ、それと死角があれば注意して盗賊が隠れてるかもしれないから。それじゃあ進みましょう」

私達は魔物や盗賊の襲撃に警戒しながら馬車を進ませた。