軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

ほいっ!!

「うわぁ・・・・いっぱいいるよ」

馬車から顔を出して空を見上げると高い場所で飛ぶワイバーンが10匹ほど見えた。

私はそれを見てから馬車の中に戻りユリアンに視線を向ける。

「私もいつ襲われてもいつででも対応できるように外に出るよ」

「御者の隣に座って備える?」

「それが一番いいかな?あのぶんじゃいつ来てもおかしくないから」

かなり高い場所を飛んでるからこっちに来ない可能性はあるけどそれはこっちの希望的観測だからね、こっちに来ると思って備えておいた方がいい。

「なら私も一緒に座るわ、御者の席は3人は座れるから」

「そうだね」

そう言った後に私は馬車内から御者さんが座る席へとうまく移動してその後にユリアンも移動し席に座る。

「本当にいるわねぇ」

ユリアンが上空を見ながらそう呟くのを聞き私も再度空を見上げる。

「増えてる・・・・これは来るね」

さっき見た時は10匹だったのに今は23匹もいる、きっと私達という『餌』が来た事でワイバーン達が集まってきたんだろう。

私達ワイバーンの襲撃に警戒しながら進んで行きいよいよ『渓谷』と呼ぶにふさわしい場所・・・谷間に出来た道に入る前に・・・・ワイバーンが数匹私達の馬車めがけて急降下を始めた。

「来るわよ!魔術師は迎撃を!!」

ユリアンが急降下してきたワイバーンを睨みながら叫びそれを聞いた魔術師達が馬車から体を伸ばして空を見た状態で様々な魔術を放ちだす。

私もこっちに向かって急降下してくるワイバーンに向かい【エアブレイド】を【無詠唱】で連続的に放ちワイバーンの首を落としていく。

「騎士達は墜ちて来たワイバーンに止めをさせ!!」

剣を引き抜きながらムーアさんが叫びながら墜ちて来たワイバーンに切りかかり止めを刺し始める。

そしてワイバーンと戦闘を開始して20分くらい経った頃私の死角でワイバーンに向けて魔術を放っていた魔術師が『あれって・・・やばいかも』と言う呟きが聞こえその魔術師の方向に視線を向けるとワイバーンより2回りほど大きく赤い体をしたワイバーン・・・・の上位種であるデッドワイバーンが2匹ほどこっちを睨むようにホバリングしていた。

きっとワイバーン達が集まっていたのでそれを見てデッドワイバーンも此処に来たんだろう。

「まあ確かに厄介だけど・・・ほいっ!!」

睨みながらホバリングしているデッドワイバーンに向けて【ストームウェーブ】と【ストームウェーブ】を合成した魔術を放ち首をしっかりと刎ね落ちていくのを確認した後に私は周囲の警戒を再開。

「は?」

警戒を再開していたらさっきデッドワイバーンにビックリしていた魔術師が変な声でな混乱しているみたいなので振り返る。

「どうしたの?」

私がそう聞くと驚いてる魔術師が驚いた顔のまま私を見て口を開く。

「さっきもう駄目だ・・・と思ったらデッドワイバーンの首が落ちてあの巨体が下へ落下して行ったんだ・・・・何が起きたか分からない」

ん?

「あれは私がやったんだけど余計なお世話だった?」

合成【ストームウェーブ】を使ったから気がつくと思ったんだけどどうやら謎現象が起きたと持ってたらしい。

「え?フローリア嬢がやったの?」

あれ?私この人達の前で【無詠唱】使った事あったよね?

「えっと・・・・・【無詠唱】で合成【ストームウェーブ】を使ってデッドワイバーンの首を刎ねたんだけど」

「は?」

ん?何でそんな驚いた顔になるの?