作品タイトル不明
よわっ!!
「ご馳走様でした!!」
玉カツを堪能して一息ついていたらリンドアさんがお茶をお盆に乗せて来た。
「どうだい?」
「本当に美味しかった、揚げカツと玉カツ・・どっちも美味しかった!!」
「それはよかったわ・・・・ほら食後のお茶よ」
ん?
「私お茶頼んでないよ?」
頼んでいないのが来たからリンドアさんにそう言うとリンドアさんが笑いだす。
「さっき全員に飲み物をサービスするって言ったろう?」
「あ」
確かに言ってたけどまさか騒ぎを起こした本人迄飲み物サービスしてくれるとは思ってなかった。
「ありがとう」
リンドアさんにお茶をもらいそのお茶を飲んでホット一息つく。
「やっぱり美味しい物を食べるのは幸せだねぇ」
遺跡の調査で後4カ所行かなきゃいけないんだからついでに美味しものを食べるのもいいかもしれないね。
私達は食後の余韻を堪能した後にお金を払って店を出た。
「良かったね、んじゃ宿に行こうか」
店を出てディアナにそう声をかけて歩き出そうとしたら目の前を男二人に立ちふさがれ足を止めた。
いきなり出て来た男共の顔を見てみるとさっき店でいちゃもんをつけて来た男共で腕を組み私達を睨みながら立っていた。
「さっきはよくも恥をかかせてくれたな」
「この落とし前は付けてもらうぞ?そうだな・・・・100万リエン払いやがれ」
その言葉を聞き私は深い溜息をつきディアナを見る。
「ねえディアナ?さっきは止められたけど外なら大丈夫だよね?」
リンドアさんの店に迷惑がかかるからって止められたけど外なら問題ないよね?
「勿論よ何なら私がやろうか?」
・・・・・うん・・・やっぱりディアナも怒ってたのね!”その笑顔が今とても怖く見えるんだけど?まあ怒ってるのは私もなんだけどね!!
「ぶぼぉ!!」
「へぶぅ!!」
そんな事を考えながら男共のボディ目がけて【無詠唱】で手加減した【エアバースト】を打ち込み吹き飛ばす。
吹き飛ばされた男共は建物の壁に叩きつけられて動かなくなる。
「ほら早く起きろって・・・え?もう気絶した?よわっ!!」
手加減した【エアバースト】だったのに気絶とか本当にこいつ等高ランクの探索者なの?信じられない!!
「ねえディアナ・・・あいつ等本当に高ランクの探索者だと思う?」
「私も驚いてるんだけど・・・・まあこのまま放置して宿に行きましょう?あいつ等に使う時間がもったいないわ」
「だね、宿に行こうか」
私はピクリとも動かない男共を放置してこの前お世話になった『アンデラの宿』へと向かった。
それから2日間美味しい物を食べて英気を養いサザビーへと出発する日がやってきた。
「来ていない者はいないわね?」
ユリアンがそう言いながら誰か来ていないかを確認し全員いるのを確認して頷き口を開く。
「それでは次の目的地であるサザビーへと向かいます!!出発!!」
私達を乗せた馬車がクッテラーナの入場門を出て外へと進んで行く。
「あれ?」
入場門を出た所で髭もじゃが立っていて私達を見つけてニヤッと笑い口を開く。
「また来いお嬢ちゃん」
「うん!ありがとう」
どうやら髭もじゃが見張り当番の時に私達の出発が重なったみたいだね。
クッテラーナでの出会いはあのチンピラ探索者以外の人達はとても良かったので次の目的地であるサザビーでもいい出会いがあるといいな。