作品タイトル不明
その事ね!!
アーチャーがいるのを確認して20分・・・オーガがあと5匹という所までになった。
「うーん・・・・めんどくさいなぁ」
アーチャーは森の中を走り回りながら攻撃してくるらしく魔術師団の魔術師が矢の飛んできた方向へ魔術を放っても手ごたえがなくて今まで倒す事が出来ないでいた。
「仕方ないかな?」
とあることを思いつき次に矢が飛んでくるまで待つ。
「そこっ!!」
矢が飛んできた方向に【ストームウェーブ】と【ストームウェーブ】を合成した【ストームウェーブ】を打ち込む。
『ゴバァァァァァァ!!』っていう感じの轟音を立てて【ストームウェーブ】の通った進路は地面が抉れ木々が吹き飛び見るも無残な状況になっていた。
「だから使いたくなかったんだよね」
最上級魔術同士の合成魔術は出来れば使いたくなかったけど確実にアーチャーを倒す為に敢えて広範囲の上位魔術を合成した魔術を使った。
「派手ね」
それを見ていたディアナが呆れながらこう言って来たので私も苦笑する。
「本当は使いたくなかったんだけどアーチャーが厄介だったから使ったんだよ」
これなら派手ではあるけど確実にアーチャーを吹き飛ばす事が出来るからね。
「それなら仕方ないわね、まあ森の奥だからあまり迷惑はかからないと思うわ」
そうであって欲しいな!!と思いながらオーガと戦っていた騎士達の所に視線を戻してみるともう戦いは終わったのか倒したオーガの死体を一か所に集めてる所だった。
「そっちは派手にやったみたいだけど大丈夫なの?」
後始末をし始めてる騎士達を見ていたらユリアンがそう言いながら私達の所へ歩いてきた。
「アーチャーが厄介だから吹き飛ばしたんだよ、もう矢が飛んでこないから吹き飛ばせたみたいだね」
「そう言う事ね・・・・」
ん?何でそんなに呆れてるのさユリアン?と思っていたらいきなり真剣な顔になり私をしっかりと見つめ口を開く。
「ねえリア・・・どう思う?」
「は?どう思うって何が?」
いきなり『どう思う』って言われても何が『どう思う』のか分かんないんだけど?と首を傾げる。
「このオーガの住処のことよ」
ああ!その事ね!!
「確かこの森ってオーガは出なかったはずだよね?」
と私が聞くとユリアンが真剣な顔で頷く。
「なら可能性は2つある・・・1つは近くにダンジョンがあってそこからオーガが出て来てここを拠点にした、2つ目オーガ達が集団で移動してここを見つけて拠点にした・・・私的には2つ目の方だと思う」
1つ目の場合ダンジョンがスタンピードを起こさないと魔物はダンジョンから出る事は無い、けど確かに昨日と今日にかけて魔物との遭遇率は高いけどスタンピードが起きたにしては魔物が少なすぎるんだよね。
「あ」
そう考えた時にある考えが頭をよぎり思わず声を上げてしまった。
「どうしたのリア?」
そんな私を見て不思議に思ったユリアンが真剣な顔でそう聞いて来たので私はさっき頭によぎった仮説をユリアンに伝えるべく口を開く。
「ねえもしかしてだけど今回の『活性化』ってオーガのせいじゃないのかな?」
「・・・・・それはどう言う事かしら?」
ユリアンが私の仮説を聞き少し考えた後にそう聞て来たので私も慎重に言葉を選ぶ。
「この森にオーガはいなかった・・・・けどオーガがこの森の遺跡跡に現れた事によって弱い魔物・・・・ゴブリンやコボルトが怯えて遺跡跡から離れて行った・・・・て感じなんじゃないのかな」
アグリでもオーガエンペラーだ出た時に似たような事が起きたから間違ってはいないと思う。