作品タイトル不明
不思議だね!!
この森では出ない筈のオーガがこっちに向かいゆっくりと歩いてくるのを見ながら私は口を開く。
「何でこの森でオーガが出て来るのかはさておきこっちに向かって来てるからサクッと倒しちゃおう」
私がそう言うとユリアンが頷き真剣な顔で口を開く。
「騎士達に任せるわ、まあオーガは一匹だし簡単に倒せると思うわよ」
「私がやるよ・・・・はい終わり」
「は?」
視線を私に向けてたユリアンが慌ててオーガの方に視線を向けると首を刎ねられ倒れてるオーガ。
それを見たユリアンが深い溜息をつきムーアさんに視線を向けて口を開く。
「ムーアさん、でるはずの無い魔物が出て来たというのはかなりおかしいと考えます。ですので今日の見張りは5人一組で三交代ってことにしてくれませんか?」
「了解した、今から編成とローテーションを決めます」
ムーアさんがそう言った後に野営の準備をしている騎士達の方へと歩いて行く。
「さて私達も諸々を決めておきましょう」
ユリアンがムーアさんが騎士達に声を掛けるのを見た後に周りにいる人達に言って来たので此処に残っていた調査隊の皆が真剣な顔で頷く。
「まずさっきムーアに言ったように見張りは3交代制にします、それで騎士の除いた私達・・・
魔術師団のメンバーやリア達にもその見張りに参加してもらうわ」
まあそれは当たり前の事だね、皆が見張りで頑張ってるのにのんびり寝てるとか出来ないもん。
「まず最初の見張りにディアナとリアとリッカで、次にオーグとムーランとウッソ、とボギー、そして最後に私とテッサとルイとサリーとセルシア・・・の順番で見張りをします」
私達はユリアンの言葉に頷く。
「とりあえずは野営の準備を進めて」
それから野営の準備を終えて夕食を取り、そして最初の見張りである私達は周囲の警戒をしつつ過ごす事にした。
「来たぞ」
見張り以外の人達が眠りについて1時間もしないうちに少し離れた場所で周囲を警戒している騎士が小声でそう言ったのを聞きその騎士の視線の先を見てみるとゴブリンが5匹・・こっちに向かって走って来るのが見えたので【無詠唱】で【エアブレイド】使い5匹の首を跳ねる。
「は?」
剣を構えた騎士がなんか抜けた声で『は?』と呟くのが聞こえたけど気にしない!!
「騎士さん静かに、皆が起きる」
「起きるって・・・俺はバッツって名前だ、んで何をやったんだお嬢さん」
今回の調査が初参加の騎士さんで名前はバッツさんって言うらしい。
2見た目が20代で170位の身長・・・そして目立つのが青髪の丸坊主・・・そんなバッツさんが私を見ながらそう聞いて来たので私は首を傾げる。
「ゴブリンの首を刎ねただけだけど?」
「いやそうじゃなくてな・・・はぁ・・・まあいいや、まだ見張りの時間長いから気を抜かないようにな」
「うん」
私は頷きながら隣で寝ころんでるティファを撫でながら再び警戒しながら夜を過ごす。
「ん?どうしたんだバッツ?」
見張りの交代時間になり次の見張りの騎士さんが何故かバッツさんにそう聞くとバッツさんが深い溜息をつき口を開く。
「見張りしてて死体処理しかしてない」
「は?」
驚く騎士さんを見ながらバッツさんが私を見て更にため息をつき口を開く。
「あのお嬢ちゃんが来た魔物全部倒して俺がその死体を処理・・・ってサイクルで時間が来た」
「ん?別にいいじゃん?真っ向から戦って怪我するよりマシ」
「うん・・・・まあそうだな」
ん?何でそんな遠くを見ながら答えるの?不思議だね!!