軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

聞いてみたい!!

「ふう」

美味しく食事を頂き一息ついているとダスティ皇太子が私を見て微笑みながら口を開く。

「魔導師殿が満足してくれたようで安心した」

私は微笑みながら口を開く。

「とても美味しかったです、これから暫くはこんな料理は食べられないからしっかりと堪能させてもらいました」

遺跡調査をする間は凝った料理とは無縁になるからしっかりと堪能させてもらいました!!と思いながらそう言うとエルザさんが真剣な顔で私を見て口を開く。

「遺跡調査に参加すると言う話を聞きましたが危険はありませんの?」

危険?何を言ってるの?そりゃあるに決まってるじゃん!!とはさすがに言えないけどその意図に疑問を持つ。

「危険は確かにありますけどそれは仕方ないでしょう?」

実際に見なきゃわからない事もあるから現場に向かうんだよ?

「でしたら他の誰かが調べた資料を元に研究すればいいのではないですか?」

ああ!そう言う事か!自分の疑問の答えが今のエルザさんの言葉にあった。

エルザさんは王族で決して危険な場所へ行く事は無く研究素材も望めば揃えてもらえる立場の人だ、だからそんな考えになる。

「お言葉ですが誰かに用意してもらった資料を信用しすぎるのは危険だと思いますよ?資料を用意した者が気がつかずに見逃している資料を見ても正しい結果は出ませんから」

自分は間違えないとか見逃してはいないとは言えないけどそれは自己責任と諦める事が出来るけど、他の人が調べた資料で間違った情報の元研究して後から『資料から間違ってました』と聞かされた時は絶対に私はブチ切れる自信があるからね!!と思いながらエルザさんを見るとエルザさんは驚いた顔をした後に納得したように真剣な顔になる。

「確かにそうですね・・・・・私もお恥ずかしながら個人的に【魔術】に関する研究をしていましたがそのような考えはしておりませんでした、本当に今日貴女に会えてよかったですわ」

へえエルザさんも【魔術】に関する研究をしてるんだ?どんな研究をしてるのかな?聞いてみたい!!

そんな事を考えていたらジオール陛下が微笑みながら口を開く。

「よかったらエルザと仲良くしてやってくれ」

王族と仲良く・・・ねぇ・・エルザさんと【魔術】に関する事なら話は合いそうな気もするしいいかな?

「わかりました」

私がそう言いながら頷くのを見てダスティ王太子も私を見ながら口を開く。

「私とも仲良くしてもらいたいのだがどうだろうか魔導師殿?」

まあもう1人も2人も変わらないよね?ならいいかな?

「わかりました、よろしくお願いします」

私がそう言うとダスティ皇太子が微笑みながら口を開く。

「私も君の話をずっと前から聞いていたから会ってみたかったんだよ」

「へ?ずっと前から話を聞いてた?誰から?」

「アインハルトから聞いていたんだ、アインハルトとは幼馴染だからね」

・・・・・・・・・・・・アインハルト兄さん?何をこの人・・・・皇太子に吹き込んだの?後でしっかりアインハルト兄さんと『お話』をしなきゃいけないね。

「うふふ・・・仲良くなれるみたいでよかったねリリア」

セレーヌさんの言葉に振り返ると私とダスティ皇太子とエルザさん以外の全員が私達を見ながら微笑んでいた。

「ええ、相性もよさそうでよかったわ」

どうやらこの食事会は私とダスティ皇太子とエルザさんの顔合わせの意味もあったみたい。