作品タイトル不明
くぅ!!羨ましい!!
「うへへへへへへ・・・おかわりーー!!」
レティシアと一緒に飲んでいるディアナがレティシアに寄りかかり嬉しそうにグラスを高々と掲げながらそう叫ぶ。
2人を見て私は溜息をつきながら口を開く。
「ディアナそろそろお酒呑むの止めた方がいいよ?明日地獄を見るから」
私がそう言うとディアナが口を開く。
「大丈夫よリア!!私は酔ってないしまだまだ飲めるから!!」
うん・・・・壁に向かって言うセリフじゃないと思うんだよね。
「大丈夫よリア!ディアナはまだまだ呑めるわ!私の感は外れた事は無いわ!!」
うん・・・・・アンタがまだ一緒に吞みたいだけだよね?と思いシアに止めてもらおうとシアに視線を向けるとシアは私達を見ないで何か考え事をしているみたいで反応が無かった。
「シア?何か心配事でもあるの?」
もうレティシアとディアナは放置しようと考えそう声を掛けるとシアが微笑み口を開く。
「この店の料理も食べおさめだと思うとね・・・・・おかわりしようかしら?」
お替りしようかどうか迷ってただけ?心配して損した!!と思っているとユリアンも笑いながら口を開く。
「確かにここの料理は美味しいわね。初めて食べた時本当に驚いたもの」
わかるよその気持ち!!
「ならお替りすればいいじゃん」
私がそう言うとシアが視線を逸らし口を開く。
「ほら【アンダーグラウンド】で資料を模写したり研究資料を読んで過ごして・・・・体を動かす事をしてなかったから・・・・・・・・最近太ったのよ・・・・・だからどうしようかと・・・・・」
え?そんなふうには見えないけど?もうスタイル抜群の女性!って感じにしか・・・・・くぅ!!羨ましい!!
「ほら暫くは【癒しの風】の料理を食べられなくなるんだよ?なら食べるしかないんじゃない?」
悪魔の囁き・・・・違った友としてのアドバイスをすると少し考えた後に真剣な顔で口を開く。
「そうね!帝都に帰る途中に落とせばいいものね!!すいませーん!香草焼きをお願いします!!」
やっぱり食べ物の誘惑って凄いね、まあその気持ちも理解できるよ!!と思っているとユリアンが口を開く。
「なら私もお願いしまーす!!」
え?ユリアンもなの?なら!!
「私もお替りお願いクレア!!」
一人寂しく見てるだけってのは嫌だもん!!
「「「やっいぱり美味しい!!」」」
私達は【癒しの風】で美味しい料理とお酒を堪能し楽しい夜を過ごした。
「いい?私達が居なくなったからって無茶をするんじゃないわよ?」
あれから2週間シア達は帝都に帰る前にやらなきゃいけない仕事をしつつ私と楽しく過ごし・・・・・・そして帝都に帰る日が来て入場門の前でシアが私を抱きしめながらそう声を掛けて来た。
「あのねシア?私は無茶をした事なんてないよ?ただ研究、研究の日々を送ってるだけだよ」
それが私の望んだ事でこれからもそうやって過ごしていく。
私の言葉聞きシアはあきれ顔で口を開く。
「あのねリア?貴女はそれが普通って思ってるけど普通は強力な魔物がうろつくダンジョン内で魔術の実験を1人でやったりしないし、どんな効果があるか分からない魔術をいきなり使おうとか思わないのよ?」
は?
「いやいや!どんな効果があるのか分からないから使ってみなきゃいけないんじゃん?それが実験ってものだよ」
私は遊びで実験をしてるんじゃないんだよ?あれ?趣味みたいなもんだし私のやってる事って遊びになるのかな?まあ私が楽しければそれでいいんだけどね。
「はぁぁぁぁ貴女って子は・・・そろそろ出発しないと・・・・たまに顔を出しにアグリに来ると思うからその時はよろしくね?それじゃあ行くわ」
シアの言葉に私はもう一度シアを抱きしめた後に微笑み口を開く。
「気をつけてね?それじゃあまたね!!」
私達は調査隊が見えなくなるまで見送った。