作品タイトル不明
引き篭もれるだけのお金は稼げた!!
私はノック音とよく知る人の声で目を覚ました。
「セスナさん?ここまで来るなんて珍しいな・・・・・なんだろう?」
もう見慣れた私の家の寝室で体を起しベッドから降りて玄関へと向かう。
アグリに来て6年・・・・目的の1つである家兼研究室も手に入れ研究三昧の生活をしていて昨日も夜遅くまで研究をしていて眠気の残る頭を搔きながら玄関の扉を開けると見知った相手・・・・セスナさんともう一人・・・何処かで見たことのあるとても美人な女性が立っていた。
そしてその美人さんが私を見て驚いた顔をした後口を開く。
「・・・・・・・・リア?」
ん?やっぱりどこかで・・・・・・あ!!!
「シア!!久しぶりだね!!凄い綺麗になって!!」
私の愛称を呼ぶ声でこの美人さんがライナシアだと理解しそう言うとシアが私に抱きついてきた。
「うわっ!!」
いきなり抱きついて来たシアに驚きそう声を上げるとシアが少し怒った顔で口を開く。
「まさか此処にいるとは思わなかったわ!!もう6年も経つのに連絡ひとつよこさないんだら!心配してたのよ!!」
私もシアを抱きしめながら口を開く。
「ごめんね、私も忙しかったんだよ」
魔術の研究がね!!
「って貴女・・・・Sランク探索者なの?」
抱き合ってたらいきなり何かに驚いたように言いながら私を引きはがし私を見て来たので頷く。
「貴女・・・・15歳で登録して今Sランクって相変わらず無茶苦茶ね」
「何で呆れてるのさシア?私そんなに無茶苦茶な事する訳ないじゃん」
シアの言葉にそう答えるとそれまで黙っていたセスナさんが溜息をつきながら口を開く。
「2人が知り合いだとはびっくりしました、それとライナシア殿・・・貴方は勘違いをしていますよ」
セスナさんの言葉にシアが首を傾げ、それを見たセスナさんが口を開く。
「リアちゃんはうちのギルドマスターの権限で13歳でCランク登録したんですよ」
セスナさんの言葉に驚き私をガン見するシア。
「そして約半年でSランクまで駆け上がりました」
「は?」
セスナさんの言葉が理解できないのか今度はセスナさんをガン見するシア。
そんなシアの視線を受け乍ら口を開く。
「登録してから半年間・・・・・・・リアちゃんは毎日のようにAランクの魔物を討伐してきたんですよ・・・・・・・しかも多い日はAランクの魔物を複数討伐して来て・・・・・・・本当にあの頃は驚きと忙しさの毎日でした・・・・・」
だって早く研究がしたかったから頑張って大物だけを狙って討伐してたんだよね!!お陰で半年くらいで家を建てて暫くは引き篭もれるだけのお金は稼げた!!
ってなんでそんな遠い目をしながら言ってるのセスナさん?って何でシアはセスナさんに同情の眼差しを向けてるの?と思っていたらシアが口を開く。
「貴女が本当に何も変わらず元気でいてくれたのは嬉しいけどまずは仕事をしないとね」
シアの言葉にセスナさんも真剣な顔になり口を開く。
「リアちゃん、今日ライナシア殿と此処に来たのはこの前捕まえたキルアスキルの構成員に関して聞きに来たのよ」
その言葉を聞き私が首を傾げるとシアが微笑みながら口を開く。
「王宮魔術師団と王宮騎士団約40人でキルアスキルの拠点を攻める予定だったの、そしてアグリに来てギルドに協力を求めたら『もう捕まえてしまった』と言われてその功績者に事情聴取をしようと案内してもらったの」
ああ、だから此処に来たんだ。