作品タイトル不明
Sランカーなら倒せるはず!!
呆れ顔で私を見ていたユリアンが溜息をついた後に口を開く。
「あのねリア?探索者達は命がけでアースドラゴンと戦ってるのよ?『実験ついでに倒した』と聞かされたら落ち込む人続出でしょうね」
「へ?そんな事を言われても簡単に倒せるよ?」
多分アゴットも簡単に倒せるんじゃないかな?ってかアグリに居るSランカーなら倒せるはず!!
「それに今更アースドラゴン2匹位売っても変わらないんだよね」
この前【アンダーグラウンド】から持ち込んだ大量の魔物のお陰で10年は働かなくてもいいくらいの金額を稼げたんだよね!だから今回の売る獲物達が2匹減ってもあまり変わらないんだよ。
私達の話を聞いていたルルナさんは真剣な顔で口を開く。
「探索者と言う職業についているのなら何があるか分からないからしっかりと貯金はしておきなさい。でないと怪我をして働けなくなった時に困るのはリアよ?」
ルルナさんの言葉にディアナも頷きそれを見ていたユリアンが口を開く。
「なら今日の夕食代を貴女が出しなさいな。それを新築祝いにすればいい」
「それでお願いするわ」
なんか納得できないけどルルナさんがそれで納得するならそれでいいかな?と思っていたら玄関からノック音が聞こえた後に扉が開きシアが入って来た。
「お待たせ」
そう言って入って来て真剣な顔で私を見て口を開く。
「【癒しの風】に行く前に少し話があるんだけどいいかしら?」
「うん」
真剣な顔で言って来たって事は真面目な話だと思い私も真面目に頷く。
頷く私を見た後に私の前に座りそれから口を開く。
「これからの事で話があるわ、まず調査隊は2週間の休暇を取った後に帝都に戻る事になったわ」
まあ私が見つけた遺跡を調査するって事でアグリに来たんだし、調査が終れば帝都に戻るのは当然だろうね。
「それと調査隊の護衛として来た騎士4人が残る事になったわ」
「へ?何で?調査隊が帰るなら護衛も帰るんじゃないの?」
意味が分からないんだけど?と首を傾げるあたしを見てシアが苦笑しながら口を開く。
「あの遺跡を放置する訳にはいかないと判断したのよ。まあそうはいっても偶にあの遺跡を見に行く位の対応しかできないんだけどね」
まあ帝都近くの遺跡と違ってあの遺跡は重要度は低いからそれくらいでいいのかもしれないね。
「で!その残る騎士達の泊まる場所は隣の家ね」
「は?え?それってルルナさんの家に住むって事?」
シアの言葉に私が驚いてそう聞くとシアが微笑みながら口を開く。
「もうこの家の隣にもう一軒家が出来たでしょう?そこに住むことになるわ」
・・・・・・・・・・は?それっておかしくない?
「ねえシア?それっておかしくない?新築に住むって最初からわかってたんじゃ?でないとルルナさんの家の同じ時期に建てはじめたりしないよね?」
たしか同じ時期に建てはじめたのを見て驚いた記憶があるから間違ってはいないはず!!と思いながらシアにそう聞くとシアが微笑みながら口を開く。
「偶然ね」
「は?」
「偶然ね」
あのシアさん?笑顔でぐいぐい来ても騙されませんよ?
「偶然ね」
「無理が・・・・・・」
「偶然ね」
「はい」
何か理由があるのか本当の事を言う気が無いのがわかったよ!!まあシアが私に危害を加える訳がないからいいんだけどね!!