作品タイトル不明
ふへっ!!
シアは本棚に並んでいる書籍を見てから私に視線を戻し口を開く。
「今日はこのまま此処でその本を読んでる?」
「うん」
ここにある本全部読んでしっかりと理解したいからね。
私が返事をするとシアが頷き口を開く。
「わかったわ、私達は研究施設と宿舎をもう一度調べてみるわ」
私はシアの言葉に賛成するため口を開く。
「そうして欲しい、もしかしてまだ見逃してる物があるかもしれない」
この部屋だってティファがいなければ見つける事が出来なかったんだし!あ!!
「シア、ティファを連れて行って・・・・ティファ、悪いんだけどこの部屋みたく変な場所を見つけたらシアに教えてあげてくれるかな?」
シアにティファを連れて行くように言った後にティファにそう言うと『わかったよ!』と言わんばかりにティファが口を開く。
「ウミャ!!」
頼もしい返事だティファ!!と思いながら撫でてあげる。
「って事でティファ一緒に行動してほしいかな?もしかしたら此処みたいに未発見の場所を探し当ててくれるかもしれない」
シアは私の言葉を聞きティファを抱き上げようとするとティファがシアの手を『ペチン』と叩きそのまま部屋の外へと歩いて行く。
「まだ触らせてもらえないんだ?」
「何で嫌われてるんだろう?」
私は涙目のシアを見ながら口を開く。
「頑張れ!!」
私がそう言うとシアが恨めしそうな目で私を見た後に口を開く。
「リアは好きな時にさわれるからいいわよねぇ・・・・・でも触れなくても可愛いいから許す!!」
シアもティファの可愛さにメロメロらしい。まあその気持ちはわかるよ!!めっちゃ可愛くて賢い子だからね!!
「それじゃあ何かあったら呼んでね」
シアはそう言った後にティファを抱き抱えたまま部屋を出て行き、私はシアとティファが部屋から出て行くのを見送った後に読みかけの本へと視線を戻す。
「・・・・ア・・・・リア・・・・リア!!」
「ふへっ!!」
本を読んでいたらさっきと似たような感じで声を掛けられ椅子から飛びあがる。
「ってユリアン?どうしたの?」
今度はユリアンが私の耳元で叫んだみたいだ。
「あのねぇ」
ユリアンが呆れたように溜息をついた後に口を開く。
「いつまでたっても部屋から出てこないから迎えに来たのよ、今日はここまでにしなさい」
「え?そんなに時間が経ったの?」
まあ正確な時間なんてダンジョンに入ってると判らなくなるから何とも言えないんだけどね。
「かなりの時間は経ってると思うわよ?貴女食事はしたの?」
あ・・・・ティファに起こされてこの部屋に来てからどれくらい経ったのか分からないけどご飯は食べてないね・・・・あ!ご飯を食べてないと認識したらお腹が減って来たんだけど?
「お腹が減った」
私がそう呟くとユリアンが苦笑しながら口を開く。
「なら宿舎に行きましよう、皆が待ってるわ」
あ!一緒に食事をする為に呼びに来てくれたんだね・・有難い!!
「わかった」
私はユリアンと一緒に皆が待つ宿舎へと向かった。
「来たわね」
宿舎の食堂として使ってる場所に行くとシアがティファを抱き抱え撫でながら私に視線を向けてそう言って来た。
「待たせてごめん」
そう言いながら席に着くとシアに抱かれてたティファがシアの腕を抜け出して私の膝へと移動してきた。
「いい子にしてた?」
ティファの頭を撫でながらそう声を掛けるとティファが目を細めながら『ウミャ!!』と鳴きそれを見たシアが微笑みながら口を開く。
「ティファは頑張ってくれたわ、私と一緒に宿舎と研究施設を見てまわったもんね?」
「ウミャ!!」
本当にこの子は賢いね。