軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

聞かれたらぶん殴られる!!

「そう言えばリア、貴女の言った事が現実になったみたいだからうかつな事は言わないようにしてよ?」

シアが真剣な顔でそう言って来たので私は溜息をつきながら口を開く。

「シアだってアグリから帝都に帰る途中に言った事が本当になってるんだから変な事は言わないようにね」

そう言った後にシアと見つめ合って・・・・真剣な顔で頷き合う。

「余計な戦闘はしたくないから変な事は言わないようにするわ、ワイバーンと戦うとかね」

「言ってるじゃん!!」

「あ」

シアがぽろっとこぼした言葉に私がツッコむと両手で口を押えるけどもう遅い!!

「・・・・・・・・・まあ今までの魔物との交戦は偶然だろうからあまり気にしないようにしよう!」

だって魔物と戦うなんて口にしてそれが現実化するなんてありえないからね!!

「シア・・・・・やっぱり黙ってようね」

帝都を出て1月・・・・・ウインドドラゴンと戦ってからはゴブリンとかオークと戦うくらいで比較的平和な旅だったんだけど今日お昼休憩をしようと馬車を止めて空を見上げて・・・・皆が戦闘態勢を取り始める。

皆が空を見上げてその視線の先には・・・・10匹のワイバーン。

「シアが言ったから出て来たじゃん」

私がそう言うとシアが視線を逸らしながら口を開く。

「ごめんなさい本当にもう何も言わないわ」

しょんぼりしながらそう言うシアを見ていたら後ろから聞き慣れた声・・・ディアナの声が聞こえた。

「今度はワイバーン?いやぁ帝都を出てから高ランクの魔物と戦えるとは嬉しいわ!!」

・・・ああ・・・・うん・・・楽しそうで何よりだよディアナ。

って言うかニコニコしながら真剣を振り回すのはどうかと思うんだ、少し離れた場所から見ると危ない奴にしか見えないんだよね。

「私も戦うよ?」

ユリアンも参戦するらしい。

「リアはそのまま馬車を守っていてね、私達が戦うから」

いつの間にか立ち直ってるシアが私にそう言った後指示を出し始め・・・そして戦闘は開始された。

「って事で先手必勝!!」

ユリアンがそう叫ぶ共に空を飛んでいるワイバーンに向かい飛んでいき殴りつけてワイバーンを落とすと落下途中のワイバーンを足場にして他のワイバーンへと飛んでいく。

「まるでフォレストモンキー・・・・あ」

誰も聞いてないよね?特にユリアンに聞かれたらぶん殴られる!!と思いながら周囲を確認すると誰も居なくて安心する。

そして戦闘開始から30分もしないうちに全てのワイバーンは倒され戦闘は終了した。

「私の力がワイバーンにも通じたのは嬉しいな」

馬車の中でディアナが嬉しそうにそう言って来たのを聞いて私は溜息をついた後に口を開く。

「ワイバーンごときディアナの敵じゃないでしょ?ウインドドラゴンと戦って無傷で済んでるんだから」

ウインドドラゴンのほうが上位の魔物なんだからね。

「でもウインドドラゴンと戦った時は騎士達や魔術師達と一緒に戦ったでしょ?今回はワイバーンと1対1で戦って勝てたのよ」

多分ディアナの力はAランカーレベルだと思うんだよね、だからワイバーンと張り合えたんだろう。

「帝都を出て良かったわ、帝都では鍛えるだけで自分の力がどれくらいかなんてわからなかったから」

まあディアナは貴族だから外に出て魔物と戦って実力を測るって考えが無かったのかもね。