作品タイトル不明
出し惜しみして殺されました!!
私は用意された人形を見てその人形に向けて人差し指を向けて口を開く。
「【ライトニングドラゴン】」
この【魔法】は指先から竜の形をした電撃が相手を襲うという見た目重視な【魔法】なのだ!カッコいいから気に入ってる!
『バリバリッ!!』って激しい音がして・・・音が収まると人形は跡形もなくなっており、人形が置いてあった場所には大きなクレーターが出来ていた。
「あ」
クレーターは想定外!!やっぱり弁償かなぁ・・・と思っているとシアが恐る恐るという感じで口を開く。
「ねえ・・・リア?」
「ん?」
私がそう返事をするとシアが何回か口を開けたり閉じたりして・・・意を決したような顔になり口を開く。
「貴女さっき『あまり派手なのは使わない』って言ってなかった?」
私はその言葉に首を傾げて口を開く。
「派手じゃないでしょ?見た目がカッコ良くて威力もそこそこな奴を選んで使ったんだよ?」
ん?何で皆そろって私をガン見するの?おかしい事言ってないよ?
「『威力もそこそこ』って・・・・あのゴーレムに使っても通じたんじゃない?」
シアの言葉に私は首を左右に振り口を開く。
「この【魔法】じゃ多分倒しきらないと思うよ、それにあの時は通じるかどうかわからなかったから持ってる手札で一番強力な物を使ったんだよ」
出し惜しみして殺されました!!なんて事は嫌だったからね!!と思っているとオリアニアさんが私達の所まで歩いて来て口を開く。
「あの【魔法】は【魔術】で言うとどれくらいになる?」
どれくらい?あ!
「多分中級魔法だと思う、ゴーレム相手に使った奴は上級魔法ね」
私がそう言うとシアが真剣な顔で口を開く。
「そう言えばさっき詠唱はしてなかったわね?」
その言葉に頷き口を開く。
「手持ちの中級魔法は【詠唱破棄】で使えるように頑張ったんだよ、でもまだ上級魔法は無理だね」
エーテル集めと魔法の制御がかなり難しくて未だに上級魔法の【無詠唱】は成功していない。
「あれで中級魔法・・・・・・本当に【魔法】とは恐ろしいものだな」
いつの間にか私の後ろに立っている陛下が私達の話を聞いていたらしくそう言葉にして驚いている。
驚いてる陛下に視線を向けたまま私は口を開く。
「【魔術】と【魔法】の比較は難しいけど【魔術】の上級魔術が【魔法】の中級魔法と同じくらいかな?まあ私の感覚だけど」
その言葉を聞いてオリアニアさんとレスティーナさんがクレーターを見ながら口を開く。
「やはりアグリの遺跡も調べるべきね」
「これを見たら頷く以外の選択肢はないわ」
え?アンディさん案内するとは言ったけど国の調査隊の人達も案内するの?
「え?もしかして私が見つけた遺跡も調査するの?」
私がそう言うとオリアニアさんが真剣な顔で口を開く。
「そのつもりだ、なので調査隊の案内を頼みたい」
ええ・・・・メンドクサイわぁ。
「あの遺跡は私の第2研究室なのに」
私がそう呟くとそれを聞いたシアが思いっきり噴き出した後に口を開く。
「ぶふっ!けほっ!けほ・・・・・リア・・・・貴女遺跡をそのまま研究室として使ってるの?」
それを聞いたここに居る全員が私をガン見して固まる。
「何度もダンジョンの出入りはメンドクサイから半年に一度アグリに帰るくらいにして遺跡に引きこもってる」
だって移動時間がもったいないんだもん!!