軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

閑話 とある夫婦の話し合い

「楽しい食事会であった」

フローリア嬢との食事を終えてプライベートの寝室へと戻り妻であるリリアにそう声を掛ける。

「私もよ、やっぱりあの子は面白い」

お互いに楽な格好で椅子に座りワインを呑みながら過ごす。

「それでお前はどう思う?」

リリアもワインを一口飲みその後にリリアに視線を向けそう言うとリリアもワインを一口呑んだ後に口を開く。

「あの子の事?遺跡の事?【魔法】の事?ティファの事?」

俺はリリアの言葉に溜息をつき口を開く。

「全部フローリア嬢の事じゃないか」

俺の答えにリリアが苦笑しながら口を開く。

「わかってるわ、まあ遺跡調査に関しては他の者もいるけどメインで調べるのはフローリアになるでしょうね、あの子の目は私達とは違うみたいだし」

俺も多少の【魔術】が使えるがフローリア嬢の言う『エーテル』は見えないしライナシアも見えてないと報告は受けている、多分【魔法】を使える者にしか見えないのだろう。

「あの子なら夢中になって遺跡の事を調べてくれるわよ、問題はティファの事ね」

ティファは『生物の生成』の成功例だから、情報が洩れたら絶対に狙われる。

「今は良いがフローリア嬢がアグリに帰った後が問題だ」

帝都とアグリの距離はバカにできない、そう思いながらそう言うとリリアが真剣な顔で口を開く。

「この件の前にセレーヌと話していたのだけど、あの子の安全を守る為にディアナをアグリに同行させるつもりだったのよ。けど今回の件でフローリアの重要度が増した」

俺はリリアの言葉に頷き口を開く。

「ディアナ嬢だけでは対応できない事も出てくるかもしれんな。あ!確かフローリア嬢の見つけたアグリの遺跡も調査せねばならぬのだったな、であれば騎士と魔術師の部隊を編成しアグリに滞在させよう」

そうすればローテーションを組んで護衛と調査をすればいい。

「それは良い考えね、オリアニアとデアックに頼んでおきましょう」

「頼む」

頷き合った後に同時にワインを一口呑む。

「うふふふふ」

ワインを呑んですぐにリリアが笑い出したので俺は首を傾げて口を開く。

「いきなり笑い出すとは・・・・・怖いぞ?」

そう言うとリリアが微笑みながら口を開く。

「あの子の事を思い出してしまって。あの子が陛下との食事をすると知らされた時の反応ったら」

あれは確かに面白かったな!セレーヌから何も聞かされていなかったようでセレーヌを睨むように見ていたな。

「しかし真面目な話我が国にまだあのような者がいてくれて嬉しいな」

俺がそう言うとリリアも微笑みながら頷く。

「あの子みたいなタイプは『国に仕える』ってのは絶対にないしね、フローリアも『研究の為の時間しかない』とまで言うから」

リリアの言葉に俺も苦笑しながら口を開く。

「それが後々国の為になるのだから好きに研究してもらうのがいいだろうさ。悪いがリリア、フローリア嬢の事を気にかけてやってくれ」

優秀な人材は国の宝だからな、何の心配もなく研究に没頭してもらって国に利益を齎せてほしい。

「それについてはセレーヌも気にかけてるので大丈夫です。でももしセレーヌが対応できない場合は私が対応します」

「うむ」

でもきっとリリアが直接対応する時が来ると思う。今回の調査の内容だって予想の斜め上だったし!!