作品タイトル不明
閑話 今後の為の会議
私はリアとディアナが退出するのを見送ってから口を開く。
「それで何が聞きたいのですかオリアニア様?」
私だけが残るという事は事情聴取をする為に残されたと考えるのがしっくりと来るのでオリアニア様にそう聞いてみた。
「今後の事を考えてライナシアを残したのは本当のことだぞ?ただそれとは別に其方の話を聞きたいと思ってな」
オリアニア様がそう言うとレスティーナ様とデアック様が頷く。
「まず最初に聞きたいのは本当にフローリアが使ったのは【魔法】だったのか?【魔術】ではなく?」
オリアニア様が真剣な顔でそう聞いて来たので私は少し考えた後口を開く。
「【魔術】であの威力を出すのは不可能です。それに聞いた事のない詠唱でした」
オリアニア様がその言葉を聞き目を見開き口を開く。
「フローリアが詠唱をしたのか?【無詠唱】を使えるあいつが?」
その言葉に頷き口を開く。
「私も驚きました・・・・それと【魔法】を使った後あの子の消耗が物凄くて膝をつき息を切らせていました・・・・恐らく使い慣れていない事が影響しているのでしょう、あの子『練習中なんだ』って話してましたから」
オリアニア様が少し考えた後口を開く。
「何故フローリアは【魔法】を使える?何か聞いてるか?」
その言葉に頷き口を開く。
「アグリの近くにあるダンジョンの1つに潜っていた時にダンジョン内でシルドニア王朝の遺跡と繋がってる場所を見つけたそうです、その遺跡も今回のように状態が良くそこにあった資料を元に【魔法】を使えるようになった・・・・と」
オリアニア様が私の説明を聞いた後に深い溜息をつき口を開く。
「私はフローリアの実力を見誤っていたらしいな・・・・それにフローリアが遺跡調査に参加すれば何か予想外の物をみつけられるかも・・・・・とは思っていたが魔法生物を見つけるとは・・・・・予想の斜め上を行く結果だ」
その言葉には苦笑するしかなかった。
「今回の調査の件が落ち着いたらアグリにある遺跡も調査しておいた方がいいだろう、レスティーナ、情報部からも人を出してくれ」
レスティーナ様が真剣な顔で頷き口を開く。
「わかったわ、それで?フローリアとあの魔法生物はどうするの?」
レスティーナ様の問いにオリアニア様が少し考えてから口を開く。
「陛下のお考えに従いましょう、でも多分陛下はフローリアに関しては何もなさらないと思うけど」
オリアニア様がそう言った後視線を私に戻し口を開く。
「フローリアは天才だがあの子だけが天才じゃない、あの子だけが【魔法】を使えると考えるのは愚かな考えよ。まだ名の知られていない魔術師が【魔法】を使えると思っていた方がいい。遺跡調査を軽く考えていた所があるけど今回の一件で考えを改めるわ」
確かにリアだけが【魔法】を使えると思わない方がいいと思う、これからは【魔法】と言う力があるとしっかりと認識した方がいいだろう。
「では今回の調査に更なる調査員を送る事にする、セレストーレにも伝えて何人か選出してもらわないといけないな、それとライナシア、気になる事はあるか?」
オリアニア様の言葉に私は少し考えてから口を開く。
さあこれからが遺跡調査の為の本会議だ。