作品タイトル不明
まさか本当に出てくるとは思わなかっいたよ!!
夢を見た・・・・・・・私達がかなりの時間をかけて調べていた場所に高齢の男性と幼い少女が立っており、高齢の男性が少女を見て口を開く。
「心配する事は無い、お前が目を覚ます頃には全部終わっておる」
「 」
少女が高齢の男性に向かい何かを言ったけど私には何を言ったか聞き取れなかった。
少女の言葉を受けて高齢の男性は頭を撫でながら口を開く。
「安心してお眠り・・・・私の娘よ」
高齢の男性の言葉に少女は首を左右に振り口を開く。
「 」
「わかっているよ、だけどきっとまた会える」
「 」
少女が何かを叫ぶように何度も口を開いていたけどだんだんと大人しくなっていって・・・・そして眠りについた。
高齢の男性は少女が眠ったのを確認し、少女を抱えて部屋の端まで歩いていき壁の色が少し薄くなっている場所に手をかざすと木製の床が左右に分かれそこに地下へと向かう階段が現れ眠る少女を抱えたまま降りて行った。
「は?今のって・・・・・・・・・・・」
目を覚まして天井を見ながらさっきまで見ていた夢の内容を考える。
さっき見た夢は自分がそこにいて見ていたかのような夢だった。
「それに・・・」
高齢の男性と話をしていた少女・・・・・声も顔もわからないのに私は『少女』と認識している・・・・とても不思議な体験だった。
天井を眺めるのを止めて体を起こし周囲を確認するとこのフロアで睡眠をとっている全員が未だに眠り続けており眠る前と変わった場所は無かった。
私は物音を立てないように立ち上がり周囲を見渡し・・・・・・・そして探している場所を見つけそこまで音を立てないようにゆっくりと歩いていき・・・・・壁の色が変わっている場所で足を止める。
「リア?」
どれくらいその壁を睨むように見続けたかは分からないけどシアが私を後ろから心配そうな顔で見ながらそう声を掛けて来たので私は振り返り口を開く。
「起きたんだ?」
私がそう言うとシアが真剣な顔で口を開く。
「なにかあったの?物凄く思いつめた顔してるわ」
真剣な顔で私を見ているシアにごまかしは利かないと溜息をついた後口を開く。
「夢を見たんだ」
私がいきなり『夢を見た』と言い始めたのでシアが真剣な顔のままま首を傾げる。
「昔この場所で起きた事を夢で見たんだ・・・かなり鮮明に」
シアがその言葉に目を見開く。
「そして・・・・ここに魔力を・・・・エーテルを流し込んで」
少し色の変わっている壁に向かい手をかざしエーテルを流し込むイメージで試してみたら夢で見た通り『ゴゴゴゴゴゴゴ』と音を立てて隠し階段が現れた。
「マジに・・・・出て来た・・・・」
夢の通りにやってみたらまさか本当に出てくるとは思わなかったよ!!
「今の音は・・・って何だこれは!!」
眠っていたディアナ達も床が現れた時にはっした音で目を覚まし現れた階段を見て固まる。
「リア・・・・ここが開くのを・・・夢で見た・・・の?」
シアが恐る恐るという感じで聞いて来たので私は真剣な顔で頷き口を開く。
「うん、高齢の男性と少女が此処で何かのやり取りをした後さっきみたいな事をして下に降りて行ったのを夢で見たんだ」
何であんな夢を見たんだろう?私に何かを伝えたかった?そう思いながら地下への階段を見ていたらいつの間にか私の隣に来たシアが真剣な顔で口を開く。
「行かなきゃいけないんじゃないの?きっとその為にリアに誰かが教えたんだと思う」
誰かってあの夢の中で出て来た高齢の男性かな?何故か私はそう思った。