作品タイトル不明
私を褒めたい!!
シアは私との話をして溜息をついた後に真剣な顔になり見守っていたアンディさんに視線を向けて口を開く。
「お聞きの通りおそらくここは帝国の管理下になる事となると思います、そして契約の時にもあったようにこの遺跡で見聞きした物は決して外には漏らさないようにお願いします」
アンディさんがその言葉にニヤリとして口を開く。
「俺は未知の遺跡を調べられて金がもらえれば何も言わないさ、それにしてもここまでの物が出てくるとは思わなかった」
アンディさんの言葉に私も頷き口を開く。
「私もだよ。ゴーレムだけでも驚いたのにまさか此処が禁忌の研究所だとはねぇ・・・・依頼を受けて良かった!!」
あの時受けると決めた私を褒めたい!!
「さあ探索を再開しましょう、まだ見てない2階も」
シアがそう言って2階に上がって行ったので私もついていく。
「2階は住居ね」
先に上がって行ったシアが扉を開けながらそう呟くのが聞こえた。
私も上がりきりシアが見ていた部屋を覗くとベッドとテーブルと椅子が置いてあり他には何もなかった。
私達はその後も2階を調べてみたけど何も出てこなかったので1階に戻り再探索をする事になった。
「今日はここまでにしよう、幸いここに魔物の類は出ないからこのまま食事と睡眠を取ろう」
かなりの時間1階を探索し見つけた資料を纏めたりしてかなりの時間が経って、『お腹が減ってきたかな?』と思った時にアンディさんがそう提案してきたので私達はその提案を受け入れて其々の場所で持ち込んだ食料を取り出し食べ始める。
私はシアとディアナと一緒に食べる事にした。
「サンドイッチが美味しい」
流石ルナード家の料理長が作っただけあって本当に美味しい!と夢中になってサンドイッチを食べてるとシアが溜息をついた後口を開く。
「本当に今日はとても濃厚な一日だったわ」
確かに遺跡に入ってトラップで怪我しそうになり、あ!セレストーレ組全員が犠牲になってるんだったね・・・その後にゴーレムとの戦闘があり、止めとばかりに禁忌とも言える研究所を発見する・・・しかも成功例の資料のおまけつき・・・・・うん!めっちゃ濃厚な1日だよね!!
「まあ私は参加できてよかったと思ってるよ、こんな体験はそうそう出来ないだろうからね」
ディアナが真剣な顔でそう言うと私も頷く。
「やっぱり『何かを知る』ってのは楽しいね」
未知なる物の追求・・・・これこそが研究者の求めるものだからね!!
私の言葉を聞いたシアが微笑みながら口を開く。
「たしかにリアの言う通りね、『未知のことを知る』・・・・・・魔術師である以上その欲求は否定できないわね、私だってわくわくしていたのよ・・・・・あの資料が見つかるまで」
ワクワクしながら探索してたら『仕事』という現実に引き戻されたわけね!!
シアは少し考えた後口を開く。
「明日皆でいつまでここに滞在するかを決めましょう。今日は様々な事があってみんな疲れていて休みたいだろうから」
確かに私も少し疲れた、まさか今日【魔法】を使う事になるとは思わなかったからね。
私達は食事をしながらこの遺跡で気になった事や気がついた事を3人で話しつつ過ごし、その後に【ディメンションスペース】から旅用の布団を取り出し睡眠を取る。