作品タイトル不明
特定されない事を祈るよ!!
「って言うか2日間呑んでたの?」
【ラセーヌ】の話を聞いた時に『2日前から吞んでいた』って言ってた・・・相変わらずだこの人!!
「え?呑む以外に何をしろと?呑む事こそ人生じゃないの?」
なに真剣な顔で変な事言ってるのこの人?
「それはアンタだけだからね?普通の人はそんな人生を送ってないよ?」
私がそう言うとレティシアは残念そうな顔で口を開く。
「そうなのかしら?だったら人生損してるわね」
私はその言葉に溜息をつき口を開く。
「まあ人其々だからね」
私がそう言うとレティシアが微笑みながら口を開く。
「まあそんな事は今はいいわ、さあ呑みましょう!!」
「え?嫌だけど?」
呑みに誘われてすぐに断ったらレティシアが誘った顔のまま固まった。
「真昼間から飲む気は無いし、この後に人と会う事になってるんだよ、真面目な話もするから呑む気は無いよ」
ルルナさんと会ってルルナさんとクラークさんに起きた出来事をしっかりと説明する為にお酒を吞む気にならないんだ。
レティシアが驚いた顔のまま口を開く。
「なら何で・・・・・酒場に?」
そう言って来たので私は首を傾げて口を開く。
「レティシアを探して酒場に来たんだよ?」
私がそう言うとレティシアが納得した顔になり口を開く。
「納得したわ、さあ呑みましょう!!」
納得してないじゃん!!
「だからこの後に人と会う事になってるから呑まないって!!って言うかレティシア達のこの後の予定も聞けたから私は行くね」
このままずっとここに居たら無理矢理呑まされるかもしれないから撤退!!
私は何かを言いたそうなレティシアを残して酒場を出た。
予定よりも早く用事を済ませてしまったので表通りを見て時間を潰す事にし表通りに並ぶ店を見ていたら見知った人達・・・・・マリーさん達【ラセーヌ】がこっちに向かって歩いてくるのが見え、マリーさん達も私に気がついたようで手を振りながら私と合流してくれた。
「元気そうねリア」
マリーさんがそう言って来たので私は頷き口を開く。
「うん、さっきレティシアに会って聞いたんだけど、帰るんだって?」
その言葉にガレスさんが頷き口を開く。
「ああ、今から帝都をでる所だった」
おお!運よく遭遇した!!ラッキー!!
「マリーさん達にはお礼を言いたかったんだ」
私がそう言うとフィーリアさんが首を傾げて口を開く。
「お礼?私達お礼を言われるような事は何もしていないわよ?」
私はその言葉に首を左右に振り口を開く。
「してもらってたよ、今回の護衛依頼で私はただ守られてただけだった、護衛をしてくれてありがとう」
キルアスキルを欺くために護衛されてたんだけど最後まで出番はなかったからね、護衛を頑張ってくれたマリーさん達にはきちんとお礼を言わなきゃいけないと思っていた。
私がそう言うと【ラセーヌ】の皆は笑い出した。
「あのねリア?私達はそれが仕事なのよ?お礼なんて言わなくていいわ、それよりも聞いたわよ?」
笑いながらマリーさんがそう言って来たので私は首を傾げる。
「貴女、魔術師団長に勝ったんですって?もうかなり噂になってるわ」
「・・・・・・・・マジで?」
「ええ、でも帝都の探索者はリアの事を知らないからリアの事は特定されてはいないでしょうけど、リアを知る人たちはすぐにわかったわ」
私は目立ちたくないからそのまま特定されない事を祈るよ!!