軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

あの件ね!!

「ごちそうさまでした」

香草焼きを堪能した私がそう言うと一緒の席で静かにお酒を呑んでいた吹き飛び男が私を見ながら口を開く。

「満足したか?まだ食いたいなら頼め」

その言葉に首を振りながら口を開く。

「腹いっぱいだよ、あ!お茶頼んでもいい?」

食後のお茶が飲みたくなった!!

「かまわんよ」

私はその言葉に頷き口を開く。

「すいませーん!お茶頼めます?」

私の所に来たおば様にそう言いうと笑顔で頷き離れて行った。

その姿を見た後殴られ男が口を開く。

「まだ名乗ってなかったな俺はニコル・クラスターだ。んでこっちが・・・」

殴られ男が吹き飛び男に視線を向けると吹き飛び男が口を開く。

「ガベージ・コレットだ、さっきも言ったが2人共Aランカーの探索者だ」

私ははそれを聞き口を開く。

「私はフローリア・ランズだよ、一応探索者ね」

私がそう言うとガベージが驚いた顔で私を見て口を開く。

「お前さん探索者だったのか?知らない顔だ・・・お前さん程の魔術師なら覚えていそうなのに」

私はその言葉に苦笑しながら口を開く。

「本拠地はアグリだよ、護衛の依頼で帝都にきたんだよ」

私がそう言うとニコルが少し考えた顔した後に立ち上がり口を開く。

「まさかお前さん・・・この前ギルドでからまれた奴を吹き飛ばさなかったか?」

・・・・・・ん?ああ!あの件ね!!

「したよ?絡まれたからね、あれは正当防衛だよ?」

それを聞きガベージも顔を青くして口を開く。

「まさかの【暴風】かよ・・・勝てない訳だ」

・・・・・・・・・・・・ん?なんか気になる事を言ったよこの人?

「ねえガベージ?さっきなんて言ったの?」

私がそう言うとガベージが首を傾げて口を開く。

「『勝てない訳だ』?」

「違う・・・その前」

「【暴風】」

「それ・・・・・私の事?」

私がそう言うとガベージが真剣な顔で頷き口を開く。

「お前さんが暴れて帰った後にバネッサがお前さんの事をSランカーと教えてくれてな・・・お前さんが吹き飛ばした所を見ていた奴等が声を揃えて『まるで暴風のように男共を吹き飛ばしていた』って語ってからお前さんの事を【暴風】と呼ぶことになったらしいぞ?俺はその場にいなかったからお前さんの顔を知らなかったんだよ」

なんで探索者ってのはすぐに二つ名をつけたがるんだろうね!!あれ?でも【首狩り姫】より【暴風】のほうがましかな?でもどっちも私みたいなか弱い乙女には似合わないよね?

あ!探索者で思い出したけどレティシアはどうしてるのかな?こっち来てから一回も会ってないから何をしてるか心配・・・・・いや・・・きっと酒浸りな生活をしてるんだろうなぁ・・でも会っておきたい。

「ねえ2人共、レティシアって言う探索者を知らない?私と一緒に護衛依頼で帝都に来たんだけどさ」

私がそう聞くと2人は少し考えた後揃って首を左右に振る。

「うーん」

ならどこかの宿で外に出ずに酒浸りになってるのかな?まあ一応ギルドに顔を出してみるかな。

「お待たせお嬢さん」

ガベージ達と話をしていたらおば様がお茶を持って来てくれてテーブルの上に置いてから口を開く。

「あとこれもね、これはルルアから食べてもらうように言われたわ」

差し出されたのは小さめなフルーツの乗ったケーキだ。

「おお!美味しそう!!」

まさかデザートまで食べれるとは思わなかったよ!!