軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

い・や・だ!!

「終わったぁぁ!!」

城を出て馬車に乗った瞬間私は両手を上に突き上げて喜びのあまりそう口にした。

アインハルト兄さんがそんな私を見て微笑みながら口を開く。

「よく頑張ったねリア、リリア様も喜んでおられたしお茶会は大成功だよ」

アインハルト兄さんの言葉にシアが頷きながら口を開く。

「まあ心配はしていなかったけど無事に終わってよかったわ、家に着いたらドレスを脱いでゆっくりしなさい、慣れてない事をしてたから疲れたでしょう?」

「うん、もうお茶会は懲り懲りだよ」

平民の私が貴族のお茶会・・・しかもこの国のトップとのお茶会に参加するとは思わなかったから本当に気疲れが半端ないです!!

「リリア様からお土産で貴女の気に入ったお菓子も頂いたからそれを皆でいただきましょう」

あ!そう言えば皇后様がお土産として持たせてくれるって言ってたね!嬉しい!!

「お菓子は楽しみだけどそれよりも先にこのドレスを脱ぎたい」

6年前にセレーナさんから様々なドレスをきせられたけど慣れるもんじゃないよね、っていうか久しぶりにドレスを着た事で肩までこってきた気がするもん!!と思っていると何故か残念そうな顔をしたアインハルト兄さんが口を開く。

「私はリアのドレス姿はとても似合ってると思うよ?」

アインハルト兄さんがそう言うとシアの頷きながら口を開く。

「でしょ?私もそう思うわ、ねえリア?家に帰ってお茶する間その姿でお茶しない?」

何を言いい出すのこの2人は!!そんなの嫌に決まってるじゃん!!

「い・や・だ!!」

心と力を込めてそう言うとシアとアインハルト兄さんがとても残念そうな顔で溜息をつく。

って言うか私が溜息をつきたいんですけど!!

「皆様つきました」

シア達と話をしていたらルナード伯爵家の館に着いたらしく御者さんがそう声を掛けてきてくれた。

「おりましょうリア」

御者さんの言葉を聞きシアがそう言って馬車を下り、その後にアインハルト兄さんがおりて振り返り私に手を差し伸べる。

「足元に気をつけるんだよリア?」

私はアインハルト兄さんの手を取り馬車を下りて深呼吸しその後にシア達と家の中へと入る。

「やっぱりこのクッキー美味しいよね」

いつも着る服に着替えてリビングで寛ぎながら持ち帰ったクッキーを食べてそう言うとシアが微笑みながら口を開く。

「このクッキーはリリア様のお気に入りのクッキーなのよ、私もお茶会に参加するたびにいただくのよ」

確かにこれはおいしからね。

「これ何処に売ってるんだろう?お土産に買っていきたいな」

アグリにいるライラさんやクレアに買っていってあげたいな。

「このクッキーは城に務めて食事を取り仕切っている料理長が作った物らしいわよ?」

なるほど・・つまりはプロの中のプロが作ったクッキーって訳だ、そりゃ美味しいわけだ!!

「それは残念だな、まあ帝都には他にも美味しい物は沢山あるから別の物をお土産にしよう」

私はそう言った後再びクッキーを手に取り口に運ぶ。

シアがそんな私を見て微笑みながら口を開く。

「そう言えば一応ユリアンに連絡は入れておいたわ、向こうからの返信待ちね」

どうやらユリアンに使いの者を出して連絡を入れてくれたらしい。

「まあ皆忙しいだろうから集まる日の調整に時間がかかるかもしれないけど楽しみにしておいてね」

「うん」

まあ少なくとも遺跡調査の始まる1月後までは予定は無いしのんびりと待つよ。