軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

食事の裏で

ログハウスから帰ってきたとき、女性陣は既に食事を終えていた。

「釜揚げしらすの方が美味しかったですね」

「はい、イチノ様には申し訳ありませんが、キャロは一度湯通ししたもののほうが口にあっているようです」

ふたりとも、ドンブリ二杯目も食べたのか。

「もうお腹いっぱいです。何も食べられそうにありません」

「私たちもこれ以上食べれば、訓練に支障が出かねませんね」

ダークエルフたちも満足しているようだ。

「満足デス。エネルギー供給量百二十パーセントデス」

「本当だな。暫く動きたくない。ピオニア姉さん、後片付けの前に少し休憩にしようぜ」

「肯定します。食後の急激な運動は身体への負担が大きいです」

本来、食事を必要としないホムンクルスたちなんだけど、食べ過ぎによる影響ってあるのだろうか?

「しまったな。スーギューのミルクと蜂蜜、氷魔法を組み合わせて甘いアイスを作ってみたんだが、食べられないかな」

『甘い物は別ですっ!』

女性陣全員が声を揃えて言った。

「こんな冷たいデザートは生まれて初めてです。ご主人様、とても美味しいです」

「ミルクと蜂蜜の優しい甘さ。市場に流通すれば絶対に人気が出ます。これを流通させようとすれば、魔術師の人件費がネックですね。何らかの方法で安くミルクを凍らせる方法がないでしょうか」

「これがイチノジョウ様の世界のデザートなのですね。可能ならば私も行ってみたいものです」

「シーナ三号お手製の果実ソースとアイスの組み合わせは無限大デス! これぞ最強デス!」

「あ、シーナ三号、あたしにもその甘そうなソースをこっちに寄越せ」

「ニーテに同意します。独り占めはよくありません」

結局、毛虫が好きだったり、硬い肉が好きだったり、山羊の血が好きだったり、好みの違いはいろいろあるけれど、女の子が甘い食べ物が好きだっていうのはどの世界でも同じようだ。