軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

第九十八話「家のある生活」

シルフィと結婚してから、2ヶ月の月日が流れた。

魔法大学は新学期を迎え、俺も二年生へと昇級した。

生活は大きく変化していた。

まず、寮を引き払い、自宅から通う生活になった。

朝、自室の大きなベッドにて目を覚ます。

この時、シルフィが隣で寝ていれば、おはようのキスをする。

シルフィは朝が早く、俺と同じぐらいの時間に起床する。

その後、日課となっているトレーニングを行う。

町内をぐるっと走り、先日ルークとの決闘にて使った石剣で素振りを行う。

相変わらず闘気は纏えない。

だが、訓練が無駄になる事はあるまい。

訓練中、なぜかバーディガーディが顔を出す時もある。

いつも通り大声で笑うので近所迷惑このうえないが、俺も邪険には扱わない。

バーディガーディはたまに稽古の相手をしてくれる。

彼は技術的な面で言えば、ルイジェルドにもギレーヌにも及ばない。

それどころか、パウロやエリスにも劣るだろう。

いや、及ばないというより、できるけどやらないという感じだろうか。

防御面であからさまに手を抜いているのだ。

不死身の肉体を持っているがゆえ、必要性を感じていないのかもしれない。

たまにくれるアドバイスは意外にも的確だ。

本気で戦えば相当強いのかもしれない。

トレーニングから帰ってくると、シルフィが朝食を作って出迎えてくれる。

バーディガーディは飯を食うと、すぐにいなくなる。

バーディガーディの行動はいつも謎だ。

何を考えているのだろうか。

……何も考えてなさそうだが。

バーディガーディのこない日は、二人でイチャつきながら食べる。

「あーん」とかして。

---

朝食が終わったら、魔法大学へと登校する。

学校までは徒歩30分程度の距離である。

ザノバは「ちと不便ですな」と言っていたが、それほど遠くに感じてはいない。

走ればすぐだ。

到着するのは授業にはやや早い時間。

シルフィとは寮の前で別れる。

その後、少々時間を潰してから、クリフやザノバの顔を見に行く。

クリフは午前中いっぱいを使って呪いの研究を行なっている。

研究室を借りて、 魔力付与品(マジックアイテム) や魔道具を分解したり、書物を漁ってパターンを調べたり。

いずれはオリジナルの魔道具の制作にも着手するらしい。

「呪いを移すといっても、方法に見当が付かないからな。

でも、僕の仮説が正しければ、呪いを打ち消す魔道具は作れるはずだ」

その仮説とは、

『 魔力付与品(マジックアイテム) 』と『呪い』は同一の物である、というものだ。

物に対する呪いが『 魔力付与品(マジックアイテム) 』であるなら、

人に対する呪いが、『呪子』となる。

つまり、『 魔力付与品(マジックアイテム) 』の効果をどうにかできれば、『呪い』もこうにかできるという事だそうだ。

どうにかこうにかと曖昧な言葉が続くのは、まだ研究が始まったばかりである事を示している。

「今のところ、頼むことはない。これは僕の研究だからな、僕にやらせてくれ。

もちろん、君をないがしろにするつもりはないが、僕にもプライドがあるんでね」

おもちゃを取られそうな子供のような口調で言われた。

ナナホシならともかく、俺が手伝った所でそれほど進展があるとも思えない。

ちなみに、午後に顔を出すと、高確率でエリナリーゼとベタベタしているので、控える。

ザノバは一日中研究室にいる事が多い。

基本的には屋敷で見つかった文章の解読をしたり、例の自動人形に頬ずりをしていたり。

まだ成果は出ていないが、仕方あるまい。

ザノバの人形に対する情熱は本物だ。

いずれ自動人形の謎を解き明かすだろう。

「師匠はジュリの方をお願いします。こちらは余がなんとかしますゆえ」

俺はザノバを信用して任せているつもりだ。

だが、ザノバは俺が我慢できず手出ししてくる事を恐れているらしい。

俺が手を出せばすぐにでも研究が終わってしまうとばかりに。

どいつもこいつも俺を過大評価している。

専門外のことはわからんというに。

しかし、仲間はずれにされているようで、少しさびしいな。

ちなみに、赤竜フィギュアの制作も研究の骨休めに少しずつ進めているようだ。

ジュリはその傍らで人形を作っている。

作業用の机を一つ与えられ、ひたすら練習に励んでいる。

「ぐらんどますた、今日も、お願いします」

夜に魔術を教えることができなくなったので、午前中にジュリに土魔術を教える。

彼女に出会って、もうすぐ一年。

成長は目覚ましいものがあるが、量産計画を実行に移すには、まだまだ先だ。

今は地道に反復練習をさせるしかない。

シルフィ曰く、小さなころから同じ系統の魔術を使わせ続ければ、精度も高くなるという事だ。

他は一切教えず、ひたすらに土魔術ばかりを使わせる。

シルフィの理論が正しければ、それで彼女は土魔術のエキスパートになれる。

次の段階に進むのは、彼女がもっと成長してからでいいだろう。

焦ることはない。

---

昼は食堂に行く。

お弁当を作る、という案もあったが、色々あって断念した。

食堂の1階の端は、俺達の専用席になっている。

俺たちといっても、基本的には俺とザノバ、ジュリで、

たまにバーディガーディやクリフ・エリナリーゼ、リニア・プルセナが追加される。

あと、毎日ルークかシルフィが顔を見せる。

一緒に食事を取るわけではないが、二言三言、言葉を交わして帰っていく。

アリエルと俺に交友関係がある、というポーズなのだそうだ。

ルークとは特に話す事もないが、最近、髪を伸ばして少しだけ女っぽくなった『フィッツ先輩』とは、多少イチャイチャさせてもらう。

とはいえ、まだまだ彼女を男だと思っている人もいるようで、

俺たちを見て、変な表情をしている奴らも存在した。

シルフィは、『フィッツ』でいる時は、人前であまりベタベタしたくないらしい。

一度尻を撫でたら、ものすごく悲しそうな顔をされた。

怒るでも睨むでもなく、悲しそうな顔をされた。

人の目のある所では、あまり変態的な行為は謹んで欲しいそうだ。

当然か。

シルフィもあまり人目を気にするタイプではないとはいえ、

自分の夫がどこでも発情する猿だと思われるのは嫌だろう。

せめて、彼女の前ではかっこよくあろう。

昼食後は授業へと赴く。

相変わらず、上級治療魔術と、中級解毒魔術の授業だ。

プルセナの隣の席にて、ひたすらに暗記したり、互いに治癒魔術を掛けあったり、肉を食べたりしている。

授業のない日は、リニアに攻撃魔術を教える。

「最近、ボスのボディタッチがなくなったニャ」

「発情の匂いは凄いのに、手出ししてこないとか、違和感が半端ないの」

二人は俺の理性に驚きを隠せない様子だ。

俺はシルフィに操を立てているので、他の女にはノータッチなのだ。

たまにプルセナが「うっふんなの」とか言いつつ小馬鹿にしてくるが、相手にはしない。

リニアは色々と無頓着なので、たまにパンツが丸見えになっているのだが、これもなるべく見ないようにする。

ただ、生まれもった業の深さはいかんともしがたく、今日は水色だった。

昼下がりに、ナナホシの所に顔を出す。

彼女は相変わらずツンケンしている。

性欲が戻った状態で彼女を見ていると、薄幸そうな感じがぐっとくる。

このへんではあまり見ない、日本人らしい体型と顔立ち。

俺もこの体になったことで趣味嗜好に変化があったのか、それほどいいとは思わないが。

しかし、懐かしさを覚えるのは確かだ。

「言っておくけど、私に手出ししたら、オルステッドに泣きつくから」

「それは勘弁してください」

あまりジロジロ見ていると、そんな事を言ってくる。

彼女は、俺がオルステッドを過剰なまでに恐れている事を知っているのだ。

もちろん、俺だって手を出すつもりはない。

よって、このやり取りは、互いの距離を保つための、確認のようなものである。

「…………ふぅ」

ナナホシは、常時イライラしていて、さらに焦燥感もあるように感じる。

だが、この半年で、彼女が溜め込んでいたボツ魔法陣のストックも切れてきた。

次の段階へと進む時が近づいてきているように思う。

ナナホシの実験が終了した後、シルフィを迎えにいく。

シルフィは基本的には、今までと変わらず王女の護衛をしている。

流石に新婚という事でアリエル王女が考慮してくれたのか、

授業や王女の身の回りの世話が終わったら、一度自宅に帰ってくる。

とはいえ、夜の警護もあるので、晩御飯を食べて家をちょっと掃除して風呂に入ったら、すぐに学校へと戻っていく。

二度手間な感じだ。

苦労をかけさせている。

だが、シルフィ自身はそうは思っていないようだ。

「なんか家があると安心するね」

とのことである。

---

夜の護衛……あえて夜勤と言わせてもらおう。

シルフィの夜勤は三日に二度である。

つまり、三日に一度、休みがある。

今までが毎日休み無しだった事を考えると、かなり少ない。

というのは、エリナリーゼのお陰である。

彼女が王女の護衛を買ってでてくれたのだ。

エリナリーゼとアリエルが話している所は見たことがないが、結構気が合うらしい。

淫乱なエリナリーゼと清楚なアリエルでは水と油のように思えたが、そうでもないらしい。

……シルフィいわく、アリエルはそれほど清楚ではないとの事だ。

俺の前では猫を被っているのだとか。

夜勤の無い日は、帰りに市場に寄って買い物をする。

三日分の食料を買い込むのだ。

もっとも、このへんだと大体豆か芋、干し肉などの保存食が中心となる。

そろそろ米が食いたいものだ。

ナナホシの開拓した流通ルートを拡張すれば、南の方から米を輸入することは出来ないだろうか……。

家に帰ったら、晩飯だ。

シルフィは陸上部のような見た目と違い、料理上手である。

レパートリーはそれほど多くないらしいが、懐かしい味の料理を振舞ってくれる。

彼女の味付けはブエナ村で食べていたものに似ている。

料理はリーリャに習ったというから、当然か。

エプロンをつけて台所をキビキビと動くシルフィは実に可愛らしく、後ろから抱きしめたくなる。

一度、料理を手伝おうとした事もあったが、やんわりと断られた。

料理を作る、という事に関して、何か譲れないものがあるらしい。

料理人でもあるまいに。

いずれ裸エプロン的な何かを提案してみたいが、なぜか断られるような気がしてならない。

晩飯時になると、たまに客人が来る。

客人と言っても、基本的にはこの家に招いた事のある十二人だけだ。

クリフとエリナリーゼが比較的多い。

ザノバは遠慮しているのか、あまり来ない。

ナナホシは月に一度ぐらいの割合で、風呂に入りに来ている。

本当はもっときたいようだが、遠慮しているのだろう。

誤解なきように言っておくが、俺はナナホシの入浴を覗いたりはしていない。

ナナホシもそのへんは警戒しているのか、シルフィがいる時にしかこないしな。

---

さて。

晩飯も終わり、客人も帰った後は二人きり。

甘い時間の始まりである。

昼間のシルフィこと「フィッツ先輩」は凛々しい。

遠目で見ると尻尾を振って近寄りたくなるほどである。

が、俺に対して節操とかっこよさを要求してくる。

対する夜の「シルフィ」は、デレッデレかつ従順だ。

なんでもいうことを聞いてくれる。

俺が非常に変態的かつ倒錯的な欲求をうっかり口にしてしまった時も、それに応えてくれた。

「アスラの王宮にいた人たちに比べれば全然普通だよ」とは、シルフィの談である。

シルフィの方から俺に要求を出してくる事は無い。

それどころか、

「ルディがやりたいことがボクのしたい事だよ」

なんて言って俺の理性をぶっとばそうとしてくる。

正直、何度か理性が吹き飛ばされて、好き放題してしまった事もある。

だが、それに甘えてやりたい放題してしまうと、シルフィを物扱いしてしまいそうな気がする。

そりゃ、俺はエロい事は大好きだ。

こういう状況を夢見てきた。

が、しかし、シルフィは俺の嫁。

一個の人格を持つ人間なのだ。

好き放題していいわけがない。

尊厳、そう、尊厳を尊重したい。

と、思っているのだが、誘惑には抗えない。

潤んだ目で見つめられ「我慢しなくていいよ?」なんて言われたら。

もう我慢をするのが馬鹿らしくなる。

俺は弱い人間だ。

人生で一度は言ってみたかった言葉、人生で一度は言われてみたかった言葉。

人生で一度はやってみたかったこと、人生で一度はやられてみたかったこと。

そのへんがこの二ヶ月で半分ぐらい消化してしまった気がする……。

無理はさせていない。

嫌がる事はしてない。

けれど俺の方からもシルフィに何かしてあげたい。

そう思い、聞いてみる事にした。

「なあ、シルフィ、何か俺にして欲しい事ないの?」

「え? ……じゃあ、前に約束した事、覚えてる」

俺はそれを聞いた瞬間に即座に頭を床にこすりつけた。

「申し訳ありません、覚えてません」

素直に謝罪した。

シルフィは慌てて俺の頭を上げさせて「一年前の事だから仕方ないよ」と許してくれた。

俺はこういう所がダメなのかもしれない。

「ほら、ルディ使ってたじゃない? 『 乱魔(ディスタブマジック) 』。あれを教えてほしいんだよ」

「お安いご用です。手取り腰取り教えてあげましょう」

というわけで。

夕食後は互いに魔術を教えあうことになった。

教えあう、ことに。

「ボク、一応上級までなら治癒魔術が使えるんだ。

ルディ、治癒魔術の授業を取ってるんだよね。教えてあげるよ」

俺はシルフィに乱魔を教え、

シルフィは俺に無詠唱の治癒魔術を教える。

そういう図式である。

これでは意味が無い。

けど、ただ教えてもらうのでは、彼女の気が済まないらしい。

シルフィは尽くすタイプなのだろうか。

自分から何かしていないと気が済まないタイプなのだろうか。

相手から何かをされると心苦しく思うタイプなのだろうか。

しかし、無詠唱の治癒魔術は今まで出来なかったことである。

ありがたく教えてもらうことにした。

まあ、また何かシルフィの様子を見て提案していけばいいだろう。

さて。

理論さえわかれば、無詠唱による治癒魔術もすぐに使える。

そう思っていた時期が、俺にもありました。

「えっと、他の無詠唱と変わらないと思うんだけど……」

俺は無詠唱による治癒魔術は使えなかった。

シルフィに理論を聞いてそれを実践しようとしても、やはりできない。

「ルディ、もしかして、術を受けている側の感覚が分からないんじゃない?」

今になってようやくというか、指摘されて気づいたのだが、

どうにも、俺は治癒魔術における魔力の流れの一部を感じとれていないようだ。

治癒魔術は相手の体に触り、自分の魔力を流す。

流した魔力で相手の魔力の流れを変化させ、傷を治す。

つまり、魔力で対象の魔力を干渉して傷を治癒させる感じだ。

俺は干渉される側の感覚が無い。

言うなら、右手の人差し指で左手の平を触っても、人差し指側しか感覚がない感じだろうか。

攻撃魔術なら血流の流れのような感じでわかるのだが……不思議な事である。

治癒魔術にかぎらず、いわゆる支援系というか、バフ・デバフ系の魔術は無詠唱では使えないのだろう。

これも闘気同様、転生者ならではのものかもしれない。

もっとも、単純に、俺の苦手系統が治癒系だった、というだけかもしれないが。

「なんかちょっと、安心した。ルディにも出来ない事ってあるんだね」

シルフィはそういって、はにかみ笑いを浮かべていた。

一分野で抜かれてしまったのは少々悔しいが、

何も勝てるものがない、と思ってしまうとシルフィも心苦しかろう。

これでいいのだ。

そんな不甲斐ない俺に対し、シルフィは 乱魔(ディスタブマジック) をなんとなく理解していた。

使いこなせるまでは時間が掛かりそうだが、いずれ実戦でも使う事が出来るだろう。

シルフィは生徒として優秀だ。

エリス、ギレーヌ、ザノバ、ジュリ、リニアと、いろんな奴に魔術を教えてきたが、

シルフィの成長速度が一番早い気がする。

彼女も一種の天才なのかもしれない。

「でも、なんかこれ、反則だよね……これを使われたら、魔術師は何もできないよ」

「まぁ、仮にも七大列強が使っていた術だからな」

「え? そうなんだ。ルディって七大列強にも知り合いがいるの?」

「…………いや、俺のじゃなくて、ナナホシの知り合い」

殺されかけたと言ったら、さすがに心配されそうだ。

オルステッドの名前も、出さない方が無難だろうか。

勝手に乱魔を教えたとか言って、また襲いかかって来ないとも限らん。

「この事は、あまり他人には言わない方がいい。乱魔のこともね。もし何かあった時、七大列強が相手だと、俺も何も出来ないからな」

「わかった。ナイショだね」

シルフィはそう言って、真面目に頷いていた。

---

シルフィが帰ってこない日は、掃除や洗濯に邁進する。

基本的にシルフィの衣類の洗濯も俺の仕事となっている。

シルフィの衣類、例えばシルフィのパンツやブラジャーも。

もちろん俺は夫として、変態的な行動は慎んでいる。

ポケットに入れて自室に持ち帰ったり、まして使用するなどという事はない。

せいぜい、くんかと一嗅ぎする程度である。

そこで得られた若きリビドーは、三日に一度、シルフィ自身に何とかしてもらう。

掃除は、一応してはいるものの、シルフィに言わせると「雑」だそうだ。

冒険者時代、新しい宿に止まる度に掃除をしてきたが、

元々、散らかす方が得意だからな。

シルフィもオフの日には掃除してくれるものの、

二人で住むにはやや広い屋敷、使われていない部屋も多く、大変である。

これではいかんとは思いつつも、広すぎるんだよなぁ。

メイドの一人でも雇った方がいいのだろうか。

メイドといえばリーリャだな。

パウロたちは、そろそろゼニスと会えたのだろうか。

エリナリーゼ達がゼニスの居場所を突き止めたのが三年前。

そこから魔大陸を縦断して、ミリシオンにたどり着くのに一年から二年と仮定。

ベガリット大陸の……迷宮都市ラパンだったっけか。

ミリシオンからそこまでは一年も掛からないと思う。

最初に手紙を出したのは、一年半前だ。

もし届いているなら、そろそろ折り返しの手紙が来てもいい頃だとは思うが……まだ早計か。

エリナリーゼは心配ないと言っていたが、少し不安だな。

不安だが、ロキシーも動いてくれている。

俺が慌てて探しに行くより、どっしり待っていた方がいいだろう。

考えてみれば、ブエナ村が無くなった事で、パウロたちも家を失っている。

ミリシオンで暮らすというのならそれでもいいだろうが、

もしこっちに来るようなら、この家で一緒に暮らすのもいいだろう。

元ニートだった俺が両親を養う。

なんとも感慨深い事である。

シルフィと二人きりの愛の巣も捨てがたいがね。