軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

60 ダンジョン図鑑を試してみよう

「ダンジョン図鑑、出ちゃったよ。」

「何で突然出たんだ?」

「うーん、あっ、ステータス画面触ったからかもしれない。」

そういえば、今まで1度も触ってなかったわ。さっき画面を触ってスライドさせようとした時にスキル名のところを触ったから出たんだと思う。いや~盲点だった。

「今出てるんだよな? 俺には見えないけど…。」

「出てるよ。多分表紙だと思う。ダンジョン図鑑ver1ってなってる。」

「中身はどんな感じ?」

「ちょっと待って、見てみるから。」

本のページをめくるように画面をスライドさせる。次のページにはダンジョンの名前が記載されていた。ただ、2カ所だけだ。

私が行ったことのあるダンジョンだけが記載されていて、その下は空欄になっている。多分、実際に行ったら図鑑に載るんだろうな。

ちなみに、ダンジョンの名前だけど全部数字で統一されている。出現して確認がとれた順に01ダンジョン(ゼロイチダンジョン)、02ダンジョン(ゼロニダンジョン)って感じだ。

出現した場所の地名やそこの特徴などで名前をつけようとしたらしいんだけど、いろいろと問題が出たみたいで面倒になったのか、最終的に数字になったようだ。

本当は◯◯駅ダンジョンとか、◯◯公園ダンジョンとか付けたかったらしいよ。確かに、わかりやすいとは思うけどね。

「ダンジョンは行ったことのある場所だけが記載してあるみたい。んで、そこをタップすると階層が出てくるけど、ここも行ったことのあるところだけだね。」

「他のところは見れないんだ。それ以外には何がわかる?」

「1階層をタップすると出てくる魔物が並んでいて、魔物を選択するとその魔物のドロップ品一覧がわかる。」

「他には?」

「多分、これは地図が見れてると思うんだけど、通った場所だけだね、あとは白紙状態。」

「へぇ~。便利だな。多分、誰も持ってないスキルだと思うぞ。インベントリとかは他にもいる可能性があるけど、図鑑はなぁ~。とりあえず知られないようにしとけよ。」

「ういっ。」

もう少し詳しく確認しようとあちこち触ってみるが、結局わかったのは自分が行ったことのある場所、倒したことのある魔物の情報だけだった。

これは埋めなくてはならないなっ! RPGではマップは隅から隅まで確認して、獲得できるアイテムは全部集めるタイプだ。

しかも、獲得したアイテムは詳しい情報がわかるようになっている。

ーーーー

スライムドロップ一覧

スライムゼラチン

(スライムから作られたゼラチン。食用可。)

スライムゼリー

(スライムゼラチンから作られたゼリー。食用可。味はランダム。)

スライムグミ

(スライムゼラチンから作られたグミ。食用可。味はランダム。1瓶で1日若返る。1日に食べる上限は5瓶まで)

????????

ーーーー

まじか〜。スライムグミ、若返っちゃうよ。1日だけど、たくさん集めれば1歳は若くなれる。…これは良輔案件だな。

しかも、まだドロップしたことないやつが残っているなんて…。明日はスライム狩りをしなければ!

「…というわけなんだけど、どう致しましょうか?」

「……とりあえず内緒にしておこう。面倒なことに巻き込まれそうだ。」

「ですよね~。グミ食べてみる?」

「1日だろ? 年齢の計算がわからなくなりそう。試すなら年単位でのほうがわかりやすくていいんじゃないか。」

「さすがに365個はないよ。」

「明日ステータス関係なしに食ってみるか。今日はもう腹いっぱいだし。」

良輔は明日仕事中にグミを食べて試すみたいで、その後連絡をくれるらしい。仕事中にグミ食ってて怒られないか? とりあえず、私は1階層のマップ埋めとスライム狩りをしよう。

スライムは結構倒しているのにまだドロップしてないなんて大分確率が低いようだ。出るまで時間がかかりそうだけど、最後のドロップ品を埋めるのはワクワクするな。明日が楽しみだ。

ーーーー

翌朝、いつもより早くダンジョンに到着する。先ずはマップ埋めして、終わったらスライム狩りをする予定だ。

早速ダンジョン図鑑を出して確認してみる。今いるゲートと下の階層に行く階段に✕マークがついている。草原部分は薄い黄緑色で、茂った草原部分は少し色が濃くなっているようだ。

通ったことがない場所は白紙なので、地図をフルカラーにするために歩き出す。階段と反対の方向はほぼ白紙だ。あまり行く必要はなかったからなー。

結構移動してるつもりだったけど、こうして見ると白紙部分が多いな…。マップを全部埋めたら明日は筋肉痛かもしれん。

昨日は気が付かなかったが、図鑑の魔物のところにチェックマークがつけられるようになっている。スライムにチェックを入れるとマップに赤い●が表示された。

自分の現在地は▲で表示されているので、近くの赤●を見に行くとスライムがいた。ということは、チェックした魔物が赤●で表示されるんだな。

「おお〜、これでわざわざ探し回らなくてよくなるな。めっちゃ便利〜。」

やる気満々になったので、マップ埋め頑張ろう!!