作品タイトル不明
番外編
ギルドマスターであるヘンリエッタの神眼によって、敵の襲撃を予測した。
ギルメンたちは武器を手に、魔物達との戦闘に取りかかる。
ミナは街の外壁から、戦闘の様子を見て、ぽかんと口を開けるほかなかった。
「驚いたかい?」
先輩冒険者にして、ミナの護衛を担当する男が、隣のミナに問いかける。
こくんと、ミナがうなずくのが嬉しいらしくて、男は笑う。
「魔物との戦闘っていうのは、普通はもっと泥臭いもんだよな。悲鳴があがったり、逃げる奴がいたりさ」
しかしこの戦闘の、なんと静かなこと。
誰もが迷い無く自分の仕事をこなしている。
たった今魔物をやっつけた男は、いったん下がり、回復する。
入れ替わるように別の冒険者が攻撃に入る。
けが人はゼロ。
なんとも不思議な戦闘……否、戦いと言うより作業という他なかった。
全員が、適切な仕事を割り振られて、それを淡々とこなしている。
そんな印象を受けたのだ。