軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

24 レベル4

それから1週間ほどダンジョンに潜っているとようやくレベル4へと至った。

桐谷省吾(20)

LV3 → 4

Bp18 → 24

HP 21/22→ 28/28

MP 19/19→ 27/27

STR 15 → 20

ATK 15 → 19

AGI 9 → 9

MAG 19 → 24

LUK 5 → 5

スキル 火魔法 ホークアイ

レベル3になった時よりも今回の方がステータスの伸びが大きい。

おそらくレベルアップするにつれ伸び幅が大きくなるのではないだろうか。

順調にステータスは上がり、そしてスキルの欄に追加されている『ホークアイ』。

これはレベルアップの前から表示されていた。

なんのことはない俯瞰する視点の事だ。

元々使えた能力だけど、何回か使用しているうちにスキル欄に表示されるようになっていた。

これもはっきりとはしないけど、レベルアップとは別に行動によって後天的にスキルは発現するのかもしれない。

そして今日俺はダンジョンに潜るのを控えている。

その理由は新しい武器を買う為だ。

予算は50万円。

はやる気持ちを抑え武器屋へと向かう。

いろんな武器を見るとそれだけでテンションが上がるが、50万円という予算では1級品の武器を買うのは難しい。

所謂数打ちの量産品に近いものしか無理だ。

予算を伝えいくつかの武器をみせてもらう。

「今見せられるのはこれだけだな」

ショートソードに分類される小ぶりな剣が並ぶ。

小ぶりとは言ってもそれなりのサイズがあり今使っているナイフとは比べるべくもない。

日本人のビギナーシーカーの武器としては適当だと思う。

だが、俺は一本の武器を手に取る。

予算内で並べられたショートソードに混じって一本だけおかれた剣。

ロングソードと呼ばれる大振りの剣。

ガッシュファルトが使っていた武器にかなり近しい。

手に取ると大きく重い。

今までが軽いナイフだったから余計にそう感じる。

今の俺には扱いが難しいかもしれない。

だけどこれしかないと感じる。

ガッシュファルトの武器に近しいことともうひとつ。

俺が新しい武器を欲した大きな理由。

映え。

当然、武器は大きければ大きいほど映える。

スマホの画面であってもロングソードであればよく見えるはず。

「すいません。これにします」

「え~っと、お客さんのレベルを聞いても?」

「昨日4になったところです」

「並べておいてあれなんだが、それはビギナーには扱いにくいと思うぞ」

「だいじょうぶです」

「兄ちゃん、ガタイはいいから長さは大丈夫だと思うから将来的に使うのはアリだと思うが、今はおすすめできない。武器に振り回されるぞ」

店員さんいい人なんだろうな。

「ありがとうございます。でも俺はこれにします」

「そうか。そういうならこちらは構わないが」

ロングソードの価格は49万5千円。

ギリギリ予算内だと思ったけど、鞘は別売り。

泣く泣く5万円追加してようやく新しい武器を手に入れた。

このままダンジョンへ潜りたい気持ちもあるけど、焦りは禁物だ。

はやる気持ちを抑え家へと帰り、ロングソードを手に空き地へと向かう。

鞘から抜くと、長い。

違和感はないけど思った以上に長いな。

「ふっ」

振るとかなりの重さが腕に伝わってくるが、振り回されるということはない。

俺の体格とレベル4のステータスのおかげだろう。

最初はおぼつかなかったが素振りを繰り返すうち手に馴染んできた。

おそらくは前世で体に染みついたものがあるんだろう。

流石にナイフのようにとはいかないが、それなりに動けるようになっている気がする。

ここから先は実戦で試してみるしかないだろう。

明日の探索が楽しみだ。