軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

闇市、貧民街市場に行ってみよう

貧民街市場に着くと、記憶に残る市場より盛況だった。

値段なんて書いて無いから店主と値段交渉して買っている人が多いみたいだ。

おっ!ゴブリン肉が売っている!

う〜ん、豚肉の塊肉に見える……。

鑑定で値段を見てみると、一塊が30ルビだそうだ。

あっ、買いに来た人が切り分けてもらっている。

そうだよね、貧民街の人達は肉がご馳走だから、あまり毎日、多くは食べないよね。

野菜は……?え?誰かが足で踏み潰したの?その草、ボロボロだよ?

値段は、え?このボロ草が3ルビ!?特のキャロと同じ値段だよ!ぼったくりだよ!ぼったくり!

ちょっと影から野菜を買いに来る人がいるか調査だ。

夕暮れが近くなって来たら、みんな叩き売りをしていて、さっきよりも人で賑わっている。

あっ!ボロ草を買った人がいた!

鑑定したら値段が変わっていて3束1ルビになっていた。

う〜ん、1ルビでも買いたく無いけど買う人もいるんだなぁ。

そうだよなぁ。買う人がいないんじゃ商売にならないからね。売り場に置かないか。足も早いし。

綺麗に洗って麦と煮込んじゃえば見た目はわからないからねぇ。

ステラおばさんの作った「ゴブリン肉の麦がゆ」に何の野菜が入ってたか、猛烈に気になって来た。

もう、私の体をつくる細胞になっているだろうけどね。

市場の端まで歩こうと、何と無く売り物を見ていたら、まさにゴブリン肉を売っているステラおばさんを見かけた!

「ステラおばさんって商売してたの!?」

話しかけたつもりは無かったけど、ステラおばさんがこっちを見て不思議そうな顔をした後に驚きの表情になった!

「も!もしかして!?チヤちゃんかい?!」

「うん、チヤだよ。ステラおばさんって商売人だったんだねぇ」

「あ、ああ、冒険者ギルドで仕入れて売ってるのさ。家計の足しにね。あとは残った肉を仕入れ値で男ども5人に食べさせてやれるからね!女の子がいればよかったけど、男ばかりだから、よく食べるんだよ!麦がゆにしても、おかわりするからいつも生活費はかつかつさ!

それにしても、チヤちゃん、どうしたんだい?貧民街の子に見えないよ……。

!まさか、貧民街を出るのかい?」

ステラおばさんが最後だけ小さい声で聞いて来た。

きっと貧民街を出る人に嫉妬した人達を見た事があるのだろう。

貧民街でも害は無くても良い人ばかりじゃ無いからね。

「違うよ。朝からお昼まで、ずっと髪と体を洗ってたの!何年も洗って無かったから疲れたよ」

ステラおばさんがふっくりと笑った。

意外とステラおばさんは綺麗好きだからね。

垢が肌にこびりついて取れないなんて事は無いのだ。きっと。

……臭いけどね。

多分毎日身体を拭いているのだろう。

冒険者ギルドからの仕入れをしているって事は、信用を得られるように身綺麗にしているのだと思う。

そういえば、と思い出す。

ステラおばさんの子供4人は意外にも引き締まっている体格をしているな、と。

太ってはいないけど、不健康に痩せてもいない。

きっと、ステラおばさんの食事管理がいいのだろう。

さて、と、家に帰ろうかな。

見たい物は見れたし、お母さんも心配だし帰ろう。

多分、今日のお母さんは使い物にならないだろうから。

◇◇◇

案の定、お母さんは使い物にならず、私だけ晩御飯を食べて、魔力で左肩の炎症を治す薬を作って飲んでから、お母さんの隣に潜り込んで寝た。

翌朝の今日は、お母さんも心の整理が出来たのか、温かい朝食を作ってくれて、私の事をじーっと見ては、にへらっと顔を崩して笑ったり何かを思い出すような顔をしていたので、孤児院学校のある今日は朝食を食べてからすぐに私は出かけた。

持っていくお布施は今日もキャロ3つだ。

お母さんに美味しい物を聞こうと思っても、心ここに在らずだったからね?仕方ないのである。

すっと私を見て、お父さんを思い出していたみたいだからね。

音楽プレイヤーをつけて孤児院学校に通いたい。

孤児院学校までの約1時間の徒歩が暇で、暇で、暇でしょうがない。

街並み、というか、ゴミゴミした家並みを見ても、だんだん少しずつ綺麗な家になっているなーって感想しかない。

私が住めるわけじゃ無いから。

住めるなら、住む家は妥協しないよ?日本で若い時に、見た目に騙されて悪い品物や、すぐに壊れる電化製品を買って憤った事、数知れず。

下調べの大事さと口コミ、レビューの大事さを知ったね。

それと、某チャンネルの情報がパチモンだと知った時の衝撃ときたら!『ミネラル分たっぷりの塩水を顔に塗ると良い』という情報を知って、風呂上がりに毎日顔にかけていると「あれ?小じわが増えた?」と、もっと顔の手入れをしても良くならずに、ネットで検索した結果『塩は水分を吸収するので顔洗顔するときは丁寧に洗い流しましょう』というのを見つけた瞬間、ビビッときて、塩水を顔に塗るのを辞めた結果、肌がぴちぴちに戻った。

みんなも塩水は顔の水分を奪うから顔につけないでね!

自分の肌に合った、安くてもイイから専門の基礎化粧品を使いましょう。

某チャンネルの個人情報は信じちゃいけないからね!(トラウマ)

てな事があったなぁ。

結局、肌に良いのは毎日の日焼け止めとバランスの取れた食生活だったな。

ん?

私、今、5歳。

老年期をぴちぴちに過ごしたいなら、今からのお手入れが大事じゃない!?

明日から毎日、日焼け止めを塗ろう。