軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

六百四十五話

休憩を挟みつつ猿の妖怪を討伐していたが問題が発生した。

クロードは大丈夫なのだが巫女さん達は限界だろう。

この坑道には妖気が溢れている。

普通の人より耐性があるとはいえ、妖気を浴び続ければ体調も壊す。

さらに進行すれば命を失いかねない。

十分な数の猿の妖怪は倒したことであるし彼女達を連れて撤退することとした。

本社に転移魔法で移動する。

巫女さん達は聖域でもある本社に戻ってきて安心したようだ。

倒した猿の妖怪の処理を手伝ってくれようとしたが休んでもらうことにした。

近くを通りかかった本社に勤める人に事情を説明しスペースを確保する。

クロードは黙々と魔石と銀を取り出しては猿の妖怪の死骸を積み上げていく。

ある程度溜まったところで魔法で燃やしそれを繰り返す。

1日ほどかけて全作業を終えて伸びをする。

魔石と銀を預けたクロードは流石に疲労を覚え風呂に入ってから自室に戻り存分に惰眠をむさぼることにした。

惰眠をむさぼるクロードと違いクロは頑張っていた。

クロードが回収した妖気を肉体改造にまわす。

内側にいても状況を把握しているクロは神力に耐えうるように体を作り変える。

分散された神力は残り9個。

全てを回収するにはまだまだ足りていない。

まぁ、天照大神には何か考えがあるようだしクロは自分に出来ることをすることにした。

十分に休んだクロードは体が軽いことに気が付いた。

軽く魔力や疑似神力、神力を体に流してみると反応がいい。

朝食を食べる前に軽く体を動かそうと鍛錬場に向かった。

軽く素振りや型を試してみるが以前よりも技の再現度が高かった。

いつの間にかすっかり日は上り朝食を食べに向かう。

組織では体が資本の為、食事にも力を入れている。

クロードとしても参考になるようなことも多く楽しみにしているのだ。

今日はきのこの炊き込みご飯に豚汁だった。

一緒についてきた漬物も中々に美味しい。

食堂の人に聞いてみるとこの漬物は自家製らしい。

是非とも教授してほしいところではあるが闖入者が現れた。

「食事中にすまぬの」

そう言って現れたのは天照大神である。

「いえ、わざわざこちらまで来るのは珍しいですね」

「ちと困ったことになっての。後でわしの部屋まできてくれるかの」

「わかりました」

クロードはお代わりして食後のお茶を楽しんでから天照大神の部屋へと向かった。