軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

五百六十一話

「まずは、封印しきれなかった力を使う方法はないのかな」

「それは体を鍛えるしかないにゃ」

「やっぱり楽して強くなるのは無理か」

「1つ疑問に思ったことがあるのだけど、いいかしら」

「何にゃ」

「クロードは一般の家庭に生まれたと言っていたけれどこの世界で発明を色々しているわよね」

「うん。確かにしているけれどそれがどうかしたの」

「普通の家庭に生まれたってことはその知識はどこからきたのかしら」

言われてみれば確かに不思議だ。

作りたいと思ったものを色々作って来たけれど普通に生活していたらその辺の知識がつくはずがない。

ましてや就職していたわけでもなくただのニートだったわけだし。

「あぁ。その答えは簡単にゃ。休暇中だとしても主様の精神はアカシックレコード。星の記憶と繋がってるにゃ。そこから知識を引っ張ってきているにゃ」

「えっ・・・・」

それってかなり凄いことなんじゃ。

「・・・」

イフさんも黙り込んでしまった。

「あっ・・・。うん。このことは忘れよう」

と思ったらいきなりイフさんが起動した。

「いやいや、アカシックレコードにアクセスできるってことは間違いなく神じゃない。しかもかなり上位の」

「主様をそこいらの神と同じにしてほしくないにゃ」

さっきは正体を言えないと言っていたがどうやら神の1人らしい。

「えっと、確認しておきたいことがあるんだけどいいかな」

「なんにゃ」

「地球の知識を引っ張ってこれることはわかったけどまずいこととかあるのかな」

「問題ないにゃ。北欧の連中がいくら騒ごうが父君と母君には文句言えないにゃ。今は静観しておられるけど無理矢理主様の運命を捻じ曲げたことにかなりご立腹にゃ」

どうやら神としての父と母もいるらしい。

しかもかなりの大物っぽい。

「うわぁ・・・。断片的だけど聞きたくない情報ばかり・・・」

「なんだかすみません」

「いや、クロードが謝るようなことじゃないんだけどね」

「とにかく、主様は自由に動けばいいにゃ」

「わかったよ」

「それはそうと、なんか寒気がするんだけど・・・」

「それはあんまりよくにゃい傾向にゃ。主様の抑えきれていない力に本能が危機感を覚えているにゃ」

「僕は何も感じてないんだけど・・・」

「それは元々主様の力だからにゃ。ハイエルフのお嬢さんのことを考えるならそろそろ戻ったほうがいいにゃ」

「そっか。色々ありがとう」

「次からはもっと楽にここにこれるはずにゃ。主様がまた来てくれるのを待ってるにゃ」

クロがそういった瞬間、強制的に空間から弾きだされたのだった。