軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

四百六十八話

村人と村長に案内され被害の出たという畑にやってきたクロードは早速調査をはじめた。

しばらく調査を続けると畑の近くに複数の足跡を見つけた。

「おそらくこれがゴブリンの足跡でしょう」

「何とかなりますでしょうか」

「思っていたよりは数が少なそうです。これなら問題なく討伐出来るでしょう」

そう言い残してクロードは森の中に入っていった。

クロードは足跡を追いかけながら気配探知で森の状況を調べる。

軽く調べただけでも大量の生き物の気配を感じ取ることが出来る。

どうやらゴブリンだけを討伐しても何かの拍子に村の方へ流れれば新たな問題として村人を苦しめることになりそうだ。

迷いの森は強い魔物がうろつく危険地帯だがその手前に位置するこの森も普通の人からすれば十分な危険地帯と言えるだろう。

では全ての魔物や危険な野生生物を殲滅すれば解決するかと言えば違う。

ずっと村に滞在出来ればそれでもいいのかもしれないがクロードには迷いの森を抜け世界樹に行くという目的があるのだ。

下手に生態系を崩してしまえばどうなるかわかったものではない。

そんなことを考えている間に標的のゴブリンの元へとたどり着いたようだ。

ゴブリンの数は多くちょっとした集落のような規模だ。

普通のゴブリンだけではなく上位種のホブゴブリンやメイジなどの姿も確認出来る。

この群れを放置すればいずれはゴブリンロードが誕生していたかもしれない。

このタイミングでクロードが訪れたのは奇跡のようなものだろう。

クロードは集落全体を見まわせる場所に陣取り氷の魔法を集落全体に発動させる。

ゴブリンの集落全体は瞬く間に氷漬けとなりこの場にいたゴブリン全てを氷漬けにすることに成功した。

これだけの規模のゴブリンの集落となるとこの場にいたゴブリンが全てではないだろう。

狩りや食べ物の収集に集落を離れていた個体がいても不思議ではない。

クロードは集落のゴブリンが窒息死したのを確認して氷を解除する。

残された魔石や粗末な武器を回収して集落の中に潜伏する。

しばらく待っていると何も知らない集落の外に出ていたゴブリンが戻ってくる。

ゴブリン達は突然仲間が消えたことに困惑しているようで集落中を探し回っているがクロードは容赦なく奇襲をしかけゴブリンを討伐する。

討伐が終わると戦利品である魔石や粗末な武器を回収して再び潜伏する。

念のため1日程滞在を続け戻ってくるゴブリンがいないことを確認する。

これでゴブリンの脅威はなくなったと判断して村へ戻るのだった。