軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

四十話

クロードは騎士団全体に支援魔法をかけその結果恐るべき速度でプロミネンス騎士団は戦場に到着していた。

「クロードの支援魔法は恐ろしいな。味方でよかったよ」

「お役に立てたようでよかったです」

「僕は本隊を引き連れて討伐を指揮しているであろう部隊と合流するからクロードは手の回っていないであろう地域を頼む」

「わかりました。カリオンいくよ」

クロードは地図を思い浮かべどこから退治するのが効率がいいか瞬時に描き出し馬を走らせる。

途中で遭遇したオークはクロードが容赦なくファイヤアローで消滅させていくのでカリオン達はただついていくだけだ。

目標の村に到達したとき村人達は村の入り口でオークに抵抗しているところだった。

訓練を受けていない村人達は乱戦状態になっており魔法を撃つわけにもいかず突撃を敢行する。

カリオンの一隊はよく訓練されておりオークは次々と倒され救援に成功する。

「救援ありがとうございます」

村人達がお礼をいってくる。

「回復魔法をかけますので怪我人は集まってください」

怪我人が集まったのを確認してエリアヒールをかける。

「救援だけでなく怪我の治療まで。重ね重ねありがとうございます」

「これが役目ですから。僕たちは他のエリアのオークの討伐に向かいますので失礼します」

村人達は颯爽と現れ疾風のように去っていった騎士達に深く感謝したのだった。

ファールハイトは襲いかかってくるオークを討伐しながら討伐本部があると思われる場所を目指していた。

「ファールハイト様。この様子だと討伐本部は混乱していてうまく機能していませんな」

「バンネル団長。弱音はなしだ。混乱を収めるためにもなんとしてもたどり着く必要がある」

「わかっております。お前ら気合を入れろ」

クロードのかけた支援魔法が残っておりプロミネンス騎士団は鬼神のごとく暴れまわる。

討伐本部はリムテック伯爵が指揮を執っていたがオークのあまりの多さに前線は崩壊して情報は錯綜し混乱を極めていた。

リムテック伯爵も無能ではなく必死に立て直そうとしていた。

そこに伝令兵が駆け込んでくる。

「伝令。救援部隊が向かってきております」

「こんなに早く。どこの手の者だ」

「プロミネンス騎士団です。プロミネンス騎士団が怒涛の勢いで向かってきております」

国でも一、二を誇る精鋭騎士団の登場に討伐本部に安堵の雰囲気が広がる。

指揮を執っているリムテック伯爵も例外ではなくこれで助かると希望が見えてきた瞬間であった。