軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

三百九十三話

学園はクロードとエリーゼに他の学生と同じレベルの狩場で演習をさせても非効率だという結論に達した。

その結果クロードとエリーゼは高等部の生徒と共に鉱山都市グローリアを訪れていた。

「ここもクロード君の領地なのよね」

「そうですよ。一緒に潜る予定の人達は腕利きばかりですから安心してください」

ワーカーアントは群れで行動するため少人数で潜るのは推奨されていない。

そこで学園側から頼まれてクロードは冒険者から雇用した腕利きの護衛を手配していた。

雇用された元冒険者達は一定の量のミスリルとオリハルコンを納めて雇われることを希望した者で構成されており優秀なのは言うまでもない。

「領主様。お待ちしておりました」

「今回はよろしくお願いしますね」

エリーゼを中心にフォーメーションを組みダンジョンに足を踏み入れる。

護衛の元冒険者達には危機的状況以外では手を出さないようにいってあるため高等部の生徒とエリーゼは襲いかかってくるワーカーアントを討伐しながら目的の階層を目指すこととなる。

ダンジョンの中には鉱物を狙った冒険者も多数おり安全に目的の階層である4層に到達することが出来た。

ここからは5層に繋がる安全地帯を目指して進むこととなる。

ここでクロードは高等部の生徒とエリーゼに支援魔法をかけることでより安全に狩りが出来るように動く。

エリーゼが魔法を使えば群れに遭遇しても安全に狩ることが出来るが今回は技術習得を目的としているので危ない場面以外では魔法の制限をしている。

高等部の生徒も支援魔法のおかげもあり安定してワーカーアントを討伐出来ている。

何度か群れと遭遇するがクロードや元冒険者が動く必要はなかった。

時間はかかったが無事に5層に繋がる安全地帯にたどりついて大休止を取ることにしたクロードは料理の準備をはじめた。

元冒険者達は恐れ多いと遠慮しようとしてくるが大した手間ではないのでと押し切って料理を続ける。

今回作ったのはアースドラゴンの肉を焼き秘伝のタレと絡めた後、葉野菜と一緒にパンに挟みこんだものと野菜をたっぷりと使った野菜スープである。

ここまでの戦闘で疲労の色が見える高等部の生徒達ではあるが食事が出されるとがっつきはじめた。

「噂に聞いてたけどマジでうめぇ」

「量は十分ありますからゆっくり食べてください」

「クロード君。私のお婿さんにきてくれないかしら」

冗談を言ってくるものもいるがクロードの料理は大好評だった。

十分な食休みをとってから4層へ戻りワーカーアントを討伐し続けたのである。